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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------

-------終了した展示-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

11年前の窯変花入(ようへんはないれ)
2014 / 09 / 27 ( Sat )
静岡からお客さまが工房を訪ねてくださった。


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もう11年も前に静岡で行った個展で
花入を購入してくださった方だった。


その時はまだ自分の穴窯を持つ事ができずに、人の窯を借りて
数人の友人とともに焚いて、焼締作品を作っていた。

窯出しした時に燃料の薪の灰が不思議な溶け方をしているものがあった。
窯変花入(ようへんはないれ)と名付けた。


それをお客さまは気に入って購入してくださった。




その後、
「窯変作品を偶然ではなく狙って出したい」

その為には、もう人の窯を借りて焼くのをきっぱりやめて
自分で窯を作って焼かなければならない。と
と強く思うようになった。


ついに念願だった自分の窯を作って、そして今10年目。
ようやく自分の好きな窯変が作品に移せるようになって来た。

お客さまは最新作の自分の窯で焼いた
窯変の花入を選んでくださった。



とても嬉しい瞬間だった。

写真 窯変花入「クレイジーカラーズ」



↓10年間、私の作品を見続けてくださってありがたいとともに、しっかりした作品作りをしなければと改めておもいました。    クリックいつもありがとうございます!↓
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13:50:59 | 日記 | コメント(0) | page top↑
久しぶりに轆轤にすわって思う事
2014 / 09 / 01 ( Mon )
今日からとうとう九月。
轆轤に座るのは7月の個展が終わって以来。

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こんなに長く座らなかった事は無かったかもしれないけど、その間も窯場の修理や屋根伸ばし、土作り。薪割り。
そして仕事外ですが子ども会、地域の役をこなしつつ。


薪作り、土作りを朝から晩までやること。
それは勿論、原料作り、燃料作りですから仕事ではあるのですが
実作としての器や花入、壷作りをしていないと
形になったものがないとどうしてもまるで仕事をしていないような
感覚になってしまうことがあります。


片付けや改造、修理などをする意味が分かっているのは自分だけなので
理解してくれる人はいません。

轆轤を挽けば目に見えて仕事をしているのが人にもそして自分にとっても、分かりやすい。
いつもこの気持ちに負けて本当はやりたかったことがずっと出来ずにいました。

作りの仕事を始めてしまうと、成形、乾燥、削りなどの管理するために作品から目が離せなくなり
気になる他の仕事をやりかけていても、それらはどうしてももの作りの二の次になって、
そのまま中途半端に終わってしまいます。


なんとか今回はその早く作りたい気持ち抑えて、作る前にどうしてもやりたかった片付け、
薪作りを先行させて、何年も懸案なのに出来ずにいたいろいろなことを
ようやく出来たので良かったです。



さあ~作るぞ!
とっかかりは独立当時からいつも同じ。
湯呑みから。





↓自分の作品を待ってくださっているありがたい皆様の顔を思い浮かべてがんばります~    クリックいつもありがとうございます!↓
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09:52:38 | 日記 | コメント(0) | page top↑
猛烈な台風と箱書きと
2014 / 08 / 13 ( Wed )
個展が終わってから今日までいろいろありましたが、
信楽に帰って来てまずはやらないといけない大事なお仕事は「箱書き」です!

池袋東武百貨店での個展でお買い上げいただいた作品の桐箱に墨で箱書きをします。


しかし、今年は昨年までと違って用事が非常に多く
箱を発注して届くまでの間、仕事の他に書類作りや
地元の役の用事、草刈り、地元のお祭りの手伝い、子供のプールの監視員。
あんな用事やらこんな出来事やら。


はじめての事ばかりで、この年になっても戸惑いましたが
連日さまざまな用事をこなしているうちに、特注していた桐箱が箱屋さんから届きました。




「ようし!急いで箱書きをするぞ!」
と気合いをいれるやいなや、今度は天気予報では今年最大級の台風が来るとのお知らせが。

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台風中継に釘付けになりながら箱書き中…


信楽では去年、水害が起こったばかり。(昨年の18号台風時の様子
知人の陶芸家のお宅は土石流の被害にあい、いまだ復旧工事中、我が家も床下浸水しました。


やはりその事もあってか早いうちから「避難勧告」が出ておりましたが
幸い今年は、妻や子は妻の実家にはやくから帰省していたので
心配はありませんでした。
とりあえず屋外の飛びそうなものを片付け、固定。

ニュースで進路や時間を確認しながら箱書き、そして片付けを並行。

そして川が氾濫した時に備えて土嚢と板、ブルーシートなど準備を万端に。


台風接近に伴い降り続いた雨が、一時弱まった時に近くの本流、大戸川(だいどがわ)を見に行ってみると
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もう今にも溢れ出しそうな勢いです。


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この時点で台風はまだこちらに向かっているところで
これから最接近を迎えるところでした。

「まちがいなく溢れるだろう」と暗澹たる気持ちになっていたのですが
不思議な事に、このあと雨は小康状態になって夜になって朝になるまで、激しく降る事がありませんでした。




台風最接近時にはさすがに激しい暴風雨となりましたが、
夜のうちに川の水位が下がっていたので、ついに溢れる事なく台風が過ぎて行ってくれました。



次の日、ニュースを見るとやはり大変強烈な台風だったようです。
信楽も雨の進路がズレていれば今年も再び川は溢れた事と思いました。





今年最大級の台風が過ぎ去った頃、ながくながく時間のかかった箱書きが出来上がり
無事東京へ送る事が出来ました。


みなさま大変お待たせして申し訳ございませんでした。
無事作品と共にお客さまのお手元に届きますように。
ありがとうございました!



そして、昨年の事をご存知の方から、我が家を心配してお電話くださったり、
メールを下さった方、本当にありがとうございました。
ご心配をおかけしましたが今回我が家に被害もなく、もちろん帰省している妻も子も
元気にしております。
あたたかい心に御礼、感謝申し上げます!







↓この半月で初体験した事がいろいろありました。仕事じゃないんですけどね〜(笑)  クリックもいつもありがとうございます! ↓
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16:19:13 | 日記 | コメント(0) | page top↑
あけましておめでとうございます
2014 / 01 / 07 ( Tue )
みなさまあけましておめでとうございます。



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今年もこのブログともどもよろしくお願いし申し上げます。



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11:30:57 | 日記 | コメント(0) | page top↑
2013年の大晦日に
2013 / 12 / 31 ( Tue )
今日は大晦日。
ことしもいろんな体験をさせてくれた穴窯にお飾りをして手を合わせます。


今年は初めてこの自分の穴窯を笠間の陶芸家酒井君、そして季器楽座さんと一緒に窯を焚く
いう体験をしました。

その後、秋には私が笠間に行き、酒井君の窯を共に焚くという経験をしました。
自分にとってはとても大きな体験でした。今も頭ですこしずつ消化している感覚です。



お飾りをした穴窯。








今年2013年は年明けすぐに、大変お世話になった師匠のお母様とのお別れからはじまりました。

その後も私の不注意から遊んでいる時に息子に怪我をさせてしまい
入院すると言う大変な事もありました。

いつも家族のムードメーカー元気いっぱいの長男坊が食べられない、動けないという
姿を初めて見て、本当に悔やみ続けた夏でした。


おかげさまで今はすっかり元気になりました。

それから、台風18号では信楽は大変な豪雨となり道路崩壊や高原鉄道は橋脚消失運休が今も続いています。
我が家も大戸川の氾濫により床下浸水したり。

いろいろと初めて経験する大変な事もあったのですが

そんななかでも昨年秋に生まれた三女は、すくすくと元気に育ち
今では立って歩いて踊って叫んで見ていて飽きない成長を日々見せてくれています。

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壷に入り込もうとしている赤ちゃん




そして今年最初の個展も昨年からの続きになった形になりました。
昨年いただいた秀明文化基金賞の受賞記念展からはじまりました。

そして、その展示のお知らせをさせていただくと言う事で、なんと
京都テレビに出演
させていただけるなどと言う事までありました。





さらに、ありがたい事に炎芸術陶工房という二つの陶芸誌にも掲載していただきました。

自分がずっと読んで来た陶芸家の登場する雑誌に載せていただいた事
そして沢山の人に知っていただける機会をいただいて本当にありがたい事でした。












去年も同じ事を書いていたような気がしますが
今年も一年さまざま起きた出来事も人々との出会いも、震災当時に動き始めたことが
ずっと渦巻くように今も続いているような気持ちがあります。



その時出会った人々の情熱に負けない様、想いに応えられるような自分になるよう
2013年は出来るだけの個展をやって、参加できるだけの企画展に参加したいと
おもってがむしゃらに過ごしておりました。



しかし、

はたして少しでも成長できたのか残念ながら実感がありません。





そんな、さまざまな事が頭の中をめぐりながら



こぢんまりとはしていますが今年も子供たちとできたお餅つき。

いいこともつらいことも。

いろいろとあった年でしたが、最後に家族揃って元気でいられる事が
いかに幸せな事かを知ることができました。







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もちつき







新しい年には今年体験した事をきちんと振り返り咀嚼して
もう一歩、考える事も深くしながらよりよいもの作りが出来るように
なりたいと希っております。





大晦日の今日。

暮れ行く2013年をろくろ場をぞうきんがけしながらおもい浮かべて。




新たに加わった蹴ロクロのある仕事場


毎年する最後の仕事。

ロクロにお供えをして、手を合わせて。



今年出会うことのできた
たくさんのみなさま、心から感謝を申し上げます。




皆様お世話になりました!ありがとうございました!
良いお年をお迎えください!








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18:21:10 | 日記 | コメント(0) | page top↑
台風18号
2013 / 09 / 19 ( Thu )
前日の9月16日も雨は降っていました。
台風が来ていると言うこともあって、夜のうちに増水すると川の水が見える場所を確認しました。
水量は高めにはみえましたが、
それほど心配は見えませんでした。

テレビの台風情報を見ていてもあまりたいした事ないように聞こえるのですが…

なんだか胸騒ぎがして朝方まで様子をみていました。



3時を過ぎた頃から急に猛烈な雨と風が吹き始めたので、
まだ未明ではありましたが念のため玄関先を土嚢代わりに
焼き物につかう粘土を積み上げておこうと玄関で作業をし始めたとたん
家の前の溝にながれる水が、上に向かって吹き上がるように溢れ出して一気にこちらに向かってきました。



信楽に住んで20年以上経ちますが、こんな恐ろしい、
そして眼前の光景が、まるで映画を見るようで
上下左右に荒れ狂う暴風雨を見たのは初めてです。





その直後にiPhoneの警報と大戸川の決壊を知らせる地域のサイレンがなりました。


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一時間あたりの降水量がスゴかったようです



未明のうちに
裏の小川(普段息子が釣りをしてるちょろちょろとした小川なんです)から、
水がドサアッと流れ出ているのが見えていたので
早めに玄関につんだ粘土の土嚢で受け止めることができて幸いでしたが
あっという間に水は増えて道路も前の空き地も田んぼもは冠水。

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家の周りを取り囲むように大きな川となりました。





長くなるであろう今日一日のことを考えて、こういう時こそしっかり朝ご飯食べよう!
と言うことで肉じゃがを食べながらテレビ、ネットで情報収集。

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焼締片口小鉢に肉じゃが






その間に、押さえていた土嚢の効力も切れて、濁流の流れを弱める程度のものとなって
あっという間に水が玄関に入ってきました。



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濁流が激突する寸前に粘土の土嚢をつんでいたので、泥水は入ってこず
じんわりと比較的透き通った水が床下浸水する程度ですみました。



雨の降り方が弱まった時に、車で外の様子を見に行ってみましたが
右も左も冠水していて、陸の孤島となっているのに気付き愕然としました。




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この先すっかり川となっていてすすめません。





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雨が弱まってしばらく経っていましたが橋の上にまで水がかかっていました。







大戸川の本流も決壊しており、広大な田畑と一体となって、大きな湖のようになっています。


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雨が止み始めてしばらく経っていましたが、橋の真下まで水のある状態





次の日、町内を見て回りましたが、被害は信楽町内全体にあって
長野地区、勅旨地区、神山地区などの浸水はなかりひどかったようです。






小学校通学路の道路も陥没、信号機も倒れていました。




信楽高原鉄道の橋梁が流されて線路がぶらさがっている状態




我が家は一時の床下浸水ですみました。
たくさんのご心配のメールやお電話をいただきましたみなさま
ご心配をおかけして申し訳ございません。
ありがとうございます。
おかげさまで我が家は全員無事元気にしております。




今回の台風で被害に見舞われたみなさまの
一日も早い復旧をお祈りしております。










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05:36:06 | 日記 | コメント(0) | page top↑
梅雨のたのしみ
2013 / 06 / 28 ( Fri )
雨の多い梅雨。

動きづらいこともあってあまり好きな季節ではなかったのですが
この頃、奇麗な里の花が沢山咲きます。

どれも私が信楽に来て初めて見て、初めて名前を覚えたものばかりです。


まずはとてもいい香りのするササユリ
葉の形が熊笹と見分けがつかないほど似ています。

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瓢花入(ひさごはないれ)にササユリ


そして
純白のシライトソウ



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シライトソウ



梅雨の晴れ間にこどもと散歩していると大きなミヤマクワガタ発見




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里山の風景が色濃くのこる、信楽ならではの体験ができて
本当にありがたいです。



↓参加しています。 今年は雨の降り方が偏っているせいか、ホタルがほとんど見られませんでした。そしてホタルブクロもあまり咲いていないような?      クリックおねがいします!↓
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14:11:51 | 日記 | コメント(0) | page top↑
桜を見られるということ
2013 / 03 / 31 ( Sun )
私は4月生まれと言うこともあって桜の花が大好きです。
毎年桜が咲く頃になるとあちこち走り回って桜を見るのが毎年恒例でした。


しかし去年は花見どころか満開の桜をきちんと見た記憶がありません。

開花前から楽しみに待っている信楽、畑地区のしだれ桜も結局気付いた時には雨で散ってしまった後でした。
時間がなかったわけではなかったのに、何故だか初めて花見をしませんでした。




各地の桜開花のニュースをみていて
「今年はどういてもバーッと満開の桜を見たい!」と思いたち
桜が満開の故郷大阪まで行って来ました。

とは言っても子ども連れ。
いろいろと子どもと行動しているうちに日が暮れて
満開の桜咲く大阪城も車中から遠目で見えただけ。


夜、実家にたどり着くと近所の公園の桜が10本ほどが満開でした。

夜の公園の桜


さくらの枝先、花の一花までしみじみ眺められるということは
どういう意味か、どれだけ大切な事かあらためて感じました。






本当は見たかったはずの大阪城の大規模な桜並木とはちがってしまいましたが
小さな桜木ではあっても、ようやく満開の桜を見ることができたなあと感じました。




枝の先まで花がモリモリ





一昨年の桜の思い出は奥さんの故郷の茨城日立市の満開の桜。
胸がつぶれそうな想いでみていました。

そして去年はさくらを見るほどの余裕が自分にやっぱり無かったのかなあ…。




何年も前のこと、穴窯をどうしても自作したいのにうまくいかなかったとき
満開に咲く桜を見て涙が流れたことがありました。
無性に勇気づけられました。

我ながらはっとして「この事はずっと覚えていよう」とおもいました。
そしていまも毎春思い出しています。




ほとんど和歌なんて知らないのですが

世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし  在原業平


散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき 詠み人知らず


昔からひとは桜を見るごとに、同じようなことをおもってはったんやな〜と思います。
返歌を読んだひとの考え方の方が自分は好きです。






↓参加しています。 ちなみに信楽はまだ梅の花が咲いてます!有名になった信楽の畑地区のしだれ桜が咲くのは四月半ば頃です!まちどおしい!今年は見たい〜   クリックおねがいします↓
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21:14:29 | 日記 | コメント(0) | page top↑
お別れ。
2013 / 01 / 09 ( Wed )
今日は師匠のお母様のお葬式に参列しました。


19才になったばかりの私は、故郷大阪より信楽へ。
当時仕事も何も出来ずにただ戸惑うばかりの私に、いつも優しい笑顔で家族同様に接してくださり
優しい言葉で励ましてくださったことを思い出します。




工房でお世話になっていた頃、お昼の時間に食べていたお弁当をみて
それでは物足りないだろうと、いつもおいしいお味噌汁を持ってきてくださいました。

あのお味噌汁を食べて以来、いまでも煮干しのお味噌汁が大好物です。




仕事をするのに必要なので運転免許証をとりに行く事になった時も
仕事を少し早めに上がらせてもらって、夜の教習にいくのですが

「そのまま行ったらお腹が減るでしょう」

とラーメンを作って食べさせてくださいました。

ある日などは、
「今日はマツタケがあったから入れといたよ」
とラーメンに採れたばかりのマツタケまで入れてくださったことがありました。

一緒に大笑いしてよろこんでいただいたのが今も忘れられません。






若い頃には多くの苦労をされたと師匠に伺っていましたがご本人はいつも笑顔の絶えない方で

私たち働いているものにも
「うちはいい人ばっかり来てもらえてええわー」といつも
おっしゃってくださいました。


突然のお別れに本当に驚き、寂しい思いですが、
葬儀に参列させていただいた会場で、立派に成長していま師匠の仕事を引き継いでいる
息子さん娘さんの姿をみながら
本当に立派に生きられたんだなあと感じました。




私はたくさんのご恩を受けながら育てていただきました。

感謝の想いでいっぱいです。



本当にお世話になりました。
本当にありがとうございました。











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18:02:55 | 日記 | コメント(0) | page top↑
あけましておめでとうございます
2013 / 01 / 05 ( Sat )
皆様、あけましておめでとうございます!

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ことしの(よ)さん手作りのおせちは、焼締陶匣(やきしめとうばこ)につめました!




みなさまいつもブログを見てくださり、クリックしてくださって本当にありがとうございます。

facebookをはじめたこともあるせいか、ブログの更新が
以前にも増して遅くなってしまっていますが
こちらの方もちゃんと更新したいと思います!



ええ…





昨年2012年は年明け2日より笠間の陶芸家酒井敦志之さんとの2人展に向けて、搬入直線まで製作しており
クリスマスも正月もいったい何をしていたのかあまり覚えていません。



そして、その後も3月の作品撤収までのあいだ、頭の中は二人展のことばかりで
そのままさらにずるずると気持ちを引きずり続けた一年だったように思います。




この年末も年始も「昨年は二人展にむけてこんなことをしてた頃だったなあ」と
ずっとこんな感じでした。



ようやくその一年が過ぎて、頭も気持ちも区切りがついたように思います(遅すぎる?)


今年は二月の信楽個展を皮切りに、ニシへヒガシへ駆け回るべく、しっかりと製作、窯焚きをしたいと思っています!


みなさま本年もこのブログ共々どうぞよろしくお願いします!





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