お知らせ
-------2019年 今後の展示予定-------
・2019年 3月8日~17日 萩焼屋(山口)篠原希陶展予定
・2019年 4月倉敷工房IKUKO(岡山)篠原希陶展予定
・2019年 4月13日~5月6日ギャラリー阿吽(静岡)篠原希陶展予定
・2019年 7月東武池袋店(東京)篠原希陶展予定
・2019年 10月大丸心斎橋店現代工芸サロン桃青(大阪)篠原希陶展予定
-------終了した展示-------
・2018 年11月6日(火)~11月17日(土) 岡山ギャラリー栂
・2018 年10月24日〜10月30日 京都 大丸京都店 個展
・2019年 3月8日~17日 萩焼屋(山口)篠原希陶展予定
・2019年 4月倉敷工房IKUKO(岡山)篠原希陶展予定
・2019年 4月13日~5月6日ギャラリー阿吽(静岡)篠原希陶展予定
・2019年 7月東武池袋店(東京)篠原希陶展予定
・2019年 10月大丸心斎橋店現代工芸サロン桃青(大阪)篠原希陶展予定
-------終了した展示-------
・2018 年11月6日(火)~11月17日(土) 岡山ギャラリー栂
・2018 年10月24日〜10月30日 京都 大丸京都店 個展
大晦日の夜に/酒井敦志之 × 篠原希 二人展
2016 / 12 / 31 ( Sat ) 2016年もあと僅か。
毎年最後の仕事は年明け二日から始まる水戸市 うつわや季器楽座での 「うつわや季器楽座創業20周年記念 酒井敦志之 × 篠原希 二人展 vol.Ⅱ」 ![]() の搬入でした。 ![]() 今日の深夜、無事に水戸の搬入をおえて信楽に帰ってきました。 窯場の掃除、ろくろ場の掃除、 ![]() 子供達と洗車を終えて いつもよりゆっくりと紅白を見ながらこのブログを書いています。 今年は世の中では熊本での大地震、東北北海道での台風や大雨。災害の大変多い年でした。 私的なことでも嬉しい事とともに悲しい出来事も多く、大変な年になったなあという今日の感想です。 その中で私の支えとなっていたのは、この二人展だったのかもしれません。 5年前の東北大震災直後の、益子や笠間の陶芸家たち。 「こう言う大災害があったからこそ作る事に以前より意義を感じるようになった」と語る友人たち。 酒井さんも、私との二人展を実現するために3月11日にちょうど穴窯を焚いている最中に被災、 友人の復旧を助けながら、ようやく9月を過ぎた頃より穴窯を取り壊してレンガを掃除するところから 窯の再建にとりかかり、同時に作品を制作、12月を過ぎて初窯を焚きあげて 1月の二人展に間に合わせてくれました。 その時のエピソードはこちら それがいかにすごい事なのか、画面を通しても電気がビリビリと伝わるほどずっと感じておりました。 ![]() 「なぜ物を作るのか」を身を以て彼らから教えてもらいました。 5年前の二人展が終わった直後、季器楽座のオーナーから 「5年後にまた二人展を」 と聞いた時、私にはとてもできないと思いました。 その後はいかにそのモチベーションを作り、この二人展を乗り越えるかばかり頭から離れず 「むちゃくちゃ大きな壷を作ろう」 とか 「新しい薪窯を作り突飛な形をつくりだそう」とか どんどんと悩みは高じて行きました。 今思えば間違っていたと思います。 なんども水戸や笠間に通ってその話をしようとするのですが、季器楽座さんや特に酒井さんは いつも穏やかで虚栄なく淡々としていました。 どうしてそんなに落ち着いていられるのだろう?と私の気持ちは焦るばかりだったのですが、 ようやくこの展覧会も一年、と近づいてきた頃にはたと気づきました。 酒井さんにとっては日常の制作をして臨める「初めての」二人展なのだと。 それからは「自分も虚飾を捨てて日常を一生懸命生きてその中から生まれる自分の全力」を見てもらえるように すればいい。 とようやく思えるようになりました。 いまだ未熟な自分の実力も 浅はかな自分の思いもすべて見ていただけると幸いです。 この五年間、酒井さんと話し合い、切磋琢磨してきたひとかけらでも感じていただける 展示になっているよう祈る思いです。 皆様のご高覧をお願いします。 今年もお世話になりました。ありがとうございました。 良いお年をお迎えください! DMより転載 ------------------------------------------------------------------------ ![]() ![]() 2017年1月酒井敦志之×篠原希 二人展vol.Ⅱ うつわや季器楽座創業20周年記念 酒井敦志之×篠原希 二人展vol.Ⅱ 2017年1/2(月)~1/29(日) 月曜日定休 ※1/2(月)1/9(月)は営業いたします ※1/2、1/3は17時にて閉店いたします 1/4~通常営業いたします ※1/2はカフェの営業はお休みいたします 笠間と信楽それぞれの土にこだわり自らの手で築いた薪窯で作陶をする二人。 2012年開催の酒井敦志之×篠原希 二人展vol.Ⅰ「土に魂を宿す二人展」より 5年を経て開催する二人の陶芸家渾身の作陶展です。 1/2(月)~1/9(月)の期間はギャラリーフロア常設フロアすべてを使いまして 二人展の作品のみご紹介いたします。常設フロアの展示は1/11(水)より 通常通りとさせていただきます。 ぜひお早めにご来店くださいませ。 |
将来を話し合うって
2016 / 10 / 20 ( Thu ) |
キンレイさんのお話2
2016 / 09 / 07 ( Wed ) |
信楽が高原だと再認識するお昼休み
2016 / 05 / 13 ( Fri ) |
熊本大分での地震
2016 / 04 / 21 ( Thu ) 連日伝えられる熊本での大地震。
阪神大震災の記憶が鮮明に残っているものとして、それと同等の「震度7」が二度続くとは信じられない。 テレビでは建物の耐震性について伝えているものもありますが 阪神大震災、東北大震災の経験を経て建てられた建物をも 倒すほどの地震のように感じます。 熊本には知人はいないのですが、 九州大分や鹿児島にいる友人も心配です。 若い頃別府港から上陸し九重〜阿蘇〜天草へは バイクツーリングで数え切れないほど行きました。 思い出がたくさんあります。 新婚旅行で妻ともいったほど大好きな土地、そして美しい風景です。 崩落してしまった阿蘇大橋も渡りました。 本当に信じられない光景です。 被災されました皆様の1日も早い復旧と平静が取り戻せますようお祈り申し上げます。 そして不幸にも亡くなられてしまった方々へ心よりご冥福を‥ |
大晦日の夜に
2015 / 12 / 31 ( Thu ) 2015年もあと僅か。
今年も所属している陶芸の会の展覧会の搬入のお手伝いが今年最後の仕事となりました。 ![]() 搬入作業の様子。 大津西武にて元旦が初日となります。 ここ数年、毎年やっている小さな餅つき。 今年も家族揃って元気に餅をつくことができました。 ![]() 長男坊の餅つき 数年前、臼を手に入れてから毎年小さなお餅つきをするように。 長男が保育園の頃は手を添えて、助けながらついていたのに、 今年は一人で力強くつけるようになって驚く。 最初は、自宅で餅つきができれば 子供が喜ぶから。と始めたものだったのに、近頃は子供の成長を自分たちが感じられるから。 になってきた気がします。 窯場も毎日ばたばたと過ごしているうち、窯焚きを終えた時そのままほったらかしに なってしまっていたものを、 長男坊も初めて手伝いについてきて、一緒に片付けました。 ![]() 「つぎは何をする?」 と聞いてくれる息子の姿に、頼もしくすら感じることができました。 最後に窯とろくろにお供えをして お酒をついで。 手を合わせ‥ ![]() 今年も本当に、いろんなことがありました。 でも最後に子供達の力強く成長している姿に励みをもらって 自分も元気に2016年に向かっていこうと思います。 今年であったみなさまに心からの感謝を。 本当に有難うございました。 良いお年をお迎えください! |
茨城への旅
2015 / 12 / 10 ( Thu ) 先日は、茨城まで行ってきました!
![]() 途中SAでみられた朝日を浴びる富士山。 思えばずっと行かねば行かねばと思いながら、さまざまな用事や仕事にかまけていくことができませんでした。 目的は水戸のお店、うつわや季器楽座。 ![]() ノートとペンを持っていく 2012年に開催された笠間の陶芸家 酒井敦志之(さかいとしゆき)氏との二人展を五年の歳月を経て 再び開催することになったからです。(その時のエピソードはこちら) 二人展が終わって完全に脱力していた私は 再び二人展をすると言われた時は「無理です!」と言ってしまいました。 2011年3月の震災で窯焚き中に地震にあった酒井氏は窯がバリバリと割れ、 煙突がねじれるのを見ながら、なんとか火を落としましたが、 窯と作品の大部分を失いました。 その状態から2012年正月までに窯をバラバラに壊して、そこから再建し 作品を焼き上げ展示に至るという、今思い出しても熾烈な仕事を成し遂げ 二人展に臨みました。 私はそんな彼や彼を支える仲間たちの様子を知りながら、どのように二人展に向かうべきか 本当に共に展示をする資格があるのか悩みました。 自分なりのみなさんに対する精一杯を見てもらうしかないと 心に定めて展示に臨み、ようやく終えることができました。 いろんな想いがつまりに詰まった展示だったので それをもう一度やることが想像もできませんでした。 それで私は「無理です!」という言葉が口をついて出てしまったのですが 酒井氏はというと、2011年4月に聞いた「できます!」と同じように 全く動じてはいませんでした。本当に恐ろしい人だと思いました(笑) ![]() 笠間 酒井敦志之氏の再建された窯 水戸 うつわや季器楽座 お昼過ぎに笠間の酒井氏の工房にお邪魔し、 いろんな話をしながら展示についての動機付けや案などを聞きました。 いつもながら冷静沈着、かえって私はドギマギしながら疑問をぶつけ続けるような感じでした。 (私の方が年上なのですがいつもこんな感じです(笑)) ![]() 鴨鍋 夕方には水戸のうつわや季器楽座のオーナーの元へ二人で向かい そのまま水戸の鴨鍋屋さんでオーナーを含めて三人でミーティングをしました。 三人でいろんなアイディアを話しつつ、楽しく美味しい時間はあっという間に過ぎて行きました。 ようやく自分のきもちにも楔をひとつ打ち込むことができました。 昨年の私の個展の時までは私は 「自分が変身するくらいのことがなければ、とても二人展をもう一度出来ない」 と悩んでいたのですが(笑) 酒井氏、そして季器楽座さんからはたびたび 「ようやく普通の状態で二人展ができるんだよ」 と言う気持ちを伺うことがあり 気負い過ぎ、変な方向に自分が向かっていることがようやくわかりました。 私も少しは二人のように沈着、冷静さを持って 2012年とは違う展示ができるようにしたいと思います。 果たして、どんな二人展が実現できるでしょう。 ![]() おみやげにもらった笠間「きのみの」のお菓子 いろんな味が感じられた後、最後にひとつにまとまって消えるおいしさです。 振り返ると、あの素晴らしい富士山が見られたのがまるで吉報だったかのように 事故もなく、素晴らしい出会いのある旅でした。 バタバタと皆さんにご迷惑おかけしましたが、本当に行けてよかったです。 ありがとうございました! P.S. 実は今回、茨城は奥様(よ)さんの故郷でもあり、家族もろとも車に乗っての旅でした。 その途中、子供の念願だった東京スカイツリーに行った様子をSNSにあげたところ、 笠間の皆さんに「あ、笠間に来るんだな」とバレていたそうです。 ですので、全然びっくりしてもらえませんでした。 この四年間、自分がどれだけ同じ行動をしていたかがわかりました(笑) |
骨折しておりました
2015 / 08 / 24 ( Mon ) 個展も終わってひと月が経ち、プライベートでも昨日地区の行事も一区切りが付いてホッとしております。
このひと月の間、いろいろあったのですが実は私生まれて初めて、足を 「骨折」 しておりました ![]() 忘れもしない7月3日。 東武の個展を控えて、引き続きばたばたと準備に追われている朝。 とんでもない方向へ足がぐねっと曲がってしまい、しかしそのまま転ぶと更に大ケガになる様な状況だったので 転ばない様踏ん張った結果、このように。 ![]() ギプス右足。個展期間中撮影… 最初は痛いながらもひどいねんざと思い込み(?)病院にも行かず湿布を貼って地域の役でしたので休む訳にも行かず 地域一斉の草刈りに参加。 しかし土手の草刈りをしながら踏ん張ることができず、草刈り機を持ったまま何度も転ぶ危険な状態。 家に帰って靴下を脱ぐと、足はパンパンに晴れて、見た事もない色に変色しておりました… 仕方がないので病院に行ってみると 「完全に折れてますね」 とお医者さんのひとこと。 私「・・・」 「ギプス巻かないとこの骨くっつきませんよ」 私「・・・ひと月くらいでくっつきますか?」 「全治二ヶ月ですね」 私「・・・」 とのことで、ギプス姿での東武在廊となりました。 ご心配いただきましたお客さま、そして関係各位の皆様。ありがとうございました。 そして余計な気を遣わせてしまい本当に申し訳ございませんでした。 もの造りをするものにとって身体をケガする事は大変な事です。 手を怪我をしない様気をつけてはきましたが、足をけがする事も重いものが持てない 身体が完全になまってしまうなど、全身に、そして精神的に大変ダメージがある事を実感しました。 このような事を書けるようになった現在はようやくギプスが取れて 靴を履く事が出来るようになったからで ようやく力仕事も出来るようになり気持ちもすこし晴れやかになった証拠だと思います。 この期間は仕事は東京の個展という大きなお仕事があり、プライベートでも地域役として草刈り×3回、納涼祭、地蔵盆など子供会のお泊まり会役などいつもより走り回る事が特に集中する期間でしたので、病院でギプスを巻かれた時は目の前が真っ暗になりました(笑) ギプスを巻いた姿でうろうろして、不審そのものだったと思いますが 皆様のご協力もあってなんとか乗り越えられてホントに良かったです。 しかし、せっかくの夏休み、子どもたちの楽しみにしていた海にも連れて行けず。 本当にかわいそうな事をしました。 来年は海に連れて行って思う存分泳がせてあげたいと思います。 そんな夏の終わりでした… |
大晦日の夜に
2014 / 12 / 31 ( Wed ) 今日は大晦日。
毎年の事になっていますが大晦日は所属している陶芸の会の搬入のお手伝い。 今日は予定がドンドンずれ込んで終わって信楽に帰れたのはもう子供が寝る直前でした。 「おとうさん遅いよねむいよ」と言われながら みんなで年越しそばを食べて。 子供が寝たあとろくろ場を掃除して、お供えをして手を合わせ。 今年一年に感謝を。 今年は仕事の事よりも、地域の役や陶芸の会の役、子供会の役等 仕事外での初めて事続きで、戸惑う事ばかりの一年でした。 あまりの用事の多さに、仕事ができない事をそれらのせいにしてしまいそうに なったりもしましたが、諸先輩方はそれらをこなして製作しているんだなあと何度も 気合いを入れ直したりしてしていた一年でした。 そして今年一年も震災以来つづいているご縁をたくさん頂けた年でした。 FBを通して、ネットを通じて、3年前にもなる笠間の酒井君との二人展までの出来事を 我がことのように、そして昨日の事の様に話してくれる方にたくさん出会う事ができました。 私は震災に関する方々にできたことは一つもないと思って来ましたが 私が関わった困難を乗り越えられた人々を通して 私の事も知ってくださっていたたくさんの方に出会うことができました。 いまもなお、初めてであった方にお話していただけることに感動する事度々でした。 そんな、さまざまな事が頭の中をめぐりながら こぢんまりとはしていますが今年も子供たちとできたお餅つき。 ![]() いいこともつらいことも。 今年も本当にいろいろとあった年でしたが、 最後に家族揃って大晦日を過ごせました。 ![]() 毎年する最後の仕事。 ロクロにお供えをして、手を合わせて。 今年出会うことのできた たくさんのみなさま、心から感謝を申し上げます。 皆様お世話になりました!ありがとうございました! 良いお年をお迎えください! ↓来年は倉敷、伊豆、東京、京都そして岡山で個展します! 2014年クリックしてくださってありがとうございました!↓ ![]() |
11年前の窯変花入(ようへんはないれ)
2014 / 09 / 27 ( Sat ) 静岡からお客さまが工房を訪ねてくださった。
![]() もう11年も前に静岡で行った個展で 花入を購入してくださった方だった。 その時はまだ自分の穴窯を持つ事ができずに、人の窯を借りて 数人の友人とともに焚いて、焼締作品を作っていた。 窯出しした時に燃料の薪の灰が不思議な溶け方をしているものがあった。 窯変花入(ようへんはないれ)と名付けた。 それをお客さまは気に入って購入してくださった。 その後、 「窯変作品を偶然ではなく狙って出したい」 その為には、もう人の窯を借りて焼くのをきっぱりやめて 自分で窯を作って焼かなければならない。と と強く思うようになった。 ついに念願だった自分の窯を作って、そして今10年目。 ようやく自分の好きな窯変が作品に移せるようになって来た。 お客さまは最新作の自分の窯で焼いた 窯変の花入を選んでくださった。 とても嬉しい瞬間だった。 写真 窯変花入「クレイジーカラーズ」 ↓10年間、私の作品を見続けてくださってありがたいとともに、しっかりした作品作りをしなければと改めておもいました。 クリックいつもありがとうございます!↓ ![]() |