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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------

-------終了した展示-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

平土鍋(中)が焼き上がりました!
2012 / 11 / 15 ( Thu )
篠原夫人(よ)さんのブログではおなじみのガス火にかけられる耐火皿。その名も平土鍋(ひらどなべ)

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我が家での平土鍋料理



「てま・ひま・うつわ」をいつも読んでくださっているみなさまも
覚えておられる方もいないかもしれませんが…


以前こんなことがありました。

2012年05月21日(月)の記事
「こんなうつわが欲しい!~平土鍋(中)~」



ずっと作ってきた平土鍋のサイズは(よ)さんにとって
ガスレンジにのせても、オーブンに使うにしても僅かに大きいと感じていたそうです。

そこですこし小さめの平土鍋を作ってほしい、ついでにもうすこしふちを立てて汁ものも入れられるように。
とのリクエストがありました。

そこで、手書きで図面を書いてもらい…

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手書きの図面



「じゃあ今度作るよ!」
と軽く返事したのはいいのですが、のびのびになってしまい今頃になってしまいました


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思い腰を上げ、ようやくろくろを挽いたところ…



ずいぶんとお待たせしましたが、ようやく焼き上がりました!





焼き上がった新平土鍋

サイズは w約29 × h約4.5 ㎝






(よ)さんからのミッションは…

・我が家のオーブンに入る最大の大きさにせよ!
・平土鍋らしくお皿の形状にせよ!
・”ソース系の料理に対応”を意識したふちのタメを意識せよ~!

というものでした。



横から



うら









せっかくリクエストに応えましたし、近頃産後からの体力も戻って来たような感じなので
これから(よ)さんにガンガン料理してもらいと思います!



その様子はまた彼女のブログ
「てま・ひま・うつわ」でご紹介できたらと思っていますので
みなさまぜひご覧下さいね!







↓参加しています。 いままで出来なかったオーブンを使ったレシピができると楽しみなのですが…   クリックおねがいします↓
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13:00:02 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
炎天下の薪割る日々
2012 / 08 / 28 ( Tue )
この一週間は炎天下の猛暑続きでしたが、ようやく薪割りを始める事ができました。
去年も同じ頃に薪割っていたんですね。なんでこんな暑い時に…


まず、原木の松を玉割りと言う一定の長さにチェンソーで切りそろえます。



玉割りした松の丸太


玉割りした丸太を割って行きます。


割った薪

それを鉄製の輪っかにいれていきます。


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輪っかに入った薪


この一束になった薪を数ヶ月乾燥させてようやく窯で使える薪になります。




薪割りをしながら、今回は同時に窯場の片付けをやりつづけました。
何年も放っていた原木、選別できずに放置していたレンガ…


この2.3年ずっと気になりながらも手をつけられずに来たのですが、
ここしか無い!と決意して片付け始めました。







草むらに埋まった原木

原木を片付けるとその下からは大量のレンガがでてきました。
これは何年も前に手に入れた中古レンガで選別もせずにずっと放置されていたものでした。





レンガ選別中


炎天下のもと汗を噴き出しながら
半ば土に埋まっていたレンガを掘り出し、使えるものと使えないものに選別して行きます。


レンガの選別が終わったら薪がひっくり返ってぐちゃぐちゃになっていた薪棚も
きれいに積み直していきます。



ぐちゃぐちゃの薪




この一週間、ひとりで続ける作業は遅々として進まず、
毎日日が暮れるまでやっても朝と何も変わっていないような徒労感もあるなか
そんな私を励ましてくれるようにいろんな生き物が姿をみせてくれました。





まずは薪の上にちょこんと登場、でもおおきなカタツムリ。


カタツムリ


薪の穴の中からはカブトムシ登場


カブトムシ


メタリックでまん丸くてかわいいコガネムシ


コガネムシ。お金持ち?


そして信楽や伊賀でもあんまりお目にかかれないタマムシまで。


タマムシ。たまむしのずし





そして最後に…
お昼休みに工房の中に入ると、窓に張り付くものが…
緑色の10センチを超える大きなもの。

大きな蛾かな?とおもって近づいてみると…


なんだこれ


なんと!気持ち良さそうに昼寝しているモリアオガエルが!



昼寝するモリアオガエル


梅雨の時期6月に電車息子とモリアオガエルの卵をみつけました。

その成長した姿を窯場でみることができるとは!


電車息子もついにモリアオガエルに出会えて大喜びでした。
(最後までシュレーゲルじゃないの?といってましたが…)

一緒に記念写真を撮ってから山にお帰りいただきました。





いつになく滅多に会えない生き物、初めて会った生き物に励まされながら
片付けは続きます。


崩れてしまった薪棚は新たに薪棚を作り直し
こつこつと薪を積み直しました。


整理された窯横薪棚


少しずつでも確実に片付けられる事は気持ちのいい事です。

仕事場の乱れはこころの乱れ。
ここ数年それだけ余裕が無かったんだなあと考えながら
いつもは機械の草刈り機で刈るだけで刈り切れなかったところも
手で鎌をつかって草を刈って行きました。






整理された薪だな




すると長くのびた雑草の中からきれいなテッポウユリが。



テッポウユリ


暑い中、がんばってるねとご褒美をくれているように感じました。







片付けが終わってもまだまだ次回の窯の為の薪割りは続きます!







↓参加しています。 この夏も100匹以上のトノサマガエル、アマガエルを平気で捕まえてきた電車息子、初めて見るモリアオガエルの鮮やかなみどり色、そしてトノサマガエルを超える大きさとアグレッシブさにおっかなびっくりでした。   森クリックおねがいします↓
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22:20:30 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
梅雨の穴窯焚き / 池袋東武個展にむけて
2012 / 06 / 28 ( Thu )
東京池袋東武での個展がいよいよ近づいてきました。
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篠原希陶展DM 焼締丸壷(やきしめまるつぼ)


毎年この時期に個展をさせていただいて今回で9回目。

確実に一回目の時よりは年を重ねているはずですが、何年経ってもこの時期になると自然と緊張してきます。





先日は東武個展の為の穴窯を焚きました。

去年はシカにやられてしまったのか一輪も咲かなかったササユリも咲いていました。

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ササユリ


薄いピンク色がうつくしく香りもとてもいい信楽や伊賀の梅雨の風景そのものという花です。




窯詰めを終えて深夜にあぶりを始めます。
いきなり薪を放り込むのではなく
窯の前でたき火のように薪をぼやぼやと燃やして徐々に熱を窯に伝えて行きます。

たき火を窯の前で続けて行くとあるとき火の先がひよっと窯口に吸い込まれるようになります。

その熱気がすこしづつ窯の中を温めてゆっくりと熱を伝えてくれます。



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窯の前でたき火。



窯詰めを終えて、あぶりのたき火を眺めているこのとき。
この時が一番ホッとできる瞬間です。

これから数日間不断の窯焚きのはじまりに気持ちを切り替える瞬間でもあります。



あぶりを終えて、窯の温度はどんどんと上がって行きます。

今回も仕事の忙しいなか、S氏が窯焚きを手伝ってくれました。





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温度が上がって窯の内部が明るくなってきました。


近頃の窯焚きではS氏、そして篠原夫人(よ)さんが手伝ってくれるようになったお陰で
徹夜をすることがなくなりました。

二年ほど前の窯焚きでは徹夜するのは普通でした。
もともと私の窯は「一人で焚けるように」とおもって作った小さな窯ですが
やはり何日も眠らず焚き続けるには相当な無理が伴い、
ふらふらになって焚き上げたとしてもその後
体を壊して寝込むこともたびたび。

ひとの助けが本当にありがたいと、窯焚きを通して身にしみて分かるようになりました。

感謝の気持ちでいっぱいです。




(よ)さんは窯焚き中の着替えの用意、そして食事にも気つかってくれます。

窯焚きメニューは、短時間で食べられて、消化に良く、
特に今回のように梅雨時の窯焚きでは腐りにくいものという条件が加わります。


まずは定番の「かんとだき」

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大根に出汁がしみておいしかったです。




おにぎりも手づかみですぐに食べられる定番メニューの一つです。
サランラップに巻かれて、あとでのりを巻けるようになっています。

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梅、たらこ、鮭のおにぎり

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サランラップの上に中身が分かるようシールが貼ってありました。
こういう細かな気配りにありがたさが増します。






S氏、(よ)さんの協力を得て窯焚きはいよいよ佳境へ。


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窯焚きの様子


窯の温度は最高点に達し、燃料である薪が燃えてその灰がうつわに降り掛かり
熱で溶かされビードロという釉状の景色をつくります。

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温度計の温度は1300℃を超えてます。(これは上がり過ぎ)




窯焚きの最終盤にさしかかると「引出(ひきだし)」の作業に入ります。


窯の中で灰が溶けてきたのを見計らって、うつわを鉄棒で引っ掛け、まさに窯から引き出します。

当然、窯の前に近づいて長くその作業をしなければ行けないのですが
そのときの必需品が「前掛け」です。


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前掛け


昔は酒屋さんや運送屋さんが良く身につけているものでした。
いまは大手の陶芸原料屋さんがくれるのですが、これは砂糖屋さんのアンティークです(笑)
他にもいろいろ前掛けを集めていて、窯焚き中の唯一のおしゃれポイントとなっております。


この前掛けを左足を覆うようにつけて、窯の輻射熱から守ります。
これを付け忘れて作業に入ると、輻射熱で足をやけどすることになります。





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窯から引き出された茶碗。


窯から引き出されたうつわははじめ、白く光ってでてきます。
そのあと真っ赤な色に変わり、すこしづつ冷めて青いビードロの色に落ち着いて行きます。




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引き出された酒器


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引き出されたぐい呑



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引き出された徳利




引き出しの厳しくも楽しい作業も終わり、窯焚きはついに終盤へ。

窯から立ち上る炎をみながら今回の窯焚きを振り返ります。





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最終日、煙突から立ち上がる窯の炎。


最後の薪を放り込み、燃え切るのを待って
ようやく数日間の窯焚きは終わりました。






今回は窯焚き準備の日は台風が接近し、すわ去年の再現かとおもいましたが
窯焚きを終えてみると雨にもあまりふられず、気温も涼しくとても天候に恵まれた窯焚きとなりました。



今回もたくさんの協力のお陰で無事に窯焚きが終わりました。
ほんとうにありがとうございました。


果たして窯焚きの結果はどうなっているでしょうか…








今回の窯焚きの結果は7月の東武で何卒、ご高覧下さいませ!


篠原希 作陶展 

場所: 東京池袋東武百貨店 6F 1番地 工芸サロン
日程: 2010年7月19日(木) - 7月25日(水)
営業時間: 午後10時~午後8時
※最終日は午後4時閉場



以下DM紹介文より
信楽の風土とともに歩み、土と対峙し、自己を見つめる。

今年もその歩みと共に生まれた、風格ある壷・花入・酒器、
そして野趣あふれる日々の器の新作を今年もご紹介いたします。

土と炎に真摯に向き合う軌跡をぜひ、ご高覧くださいませ。


東武百貨店 池袋店
電話:03-3981-2211
住所:〒171-8512 東京都豊島区西池袋1-1-25




↓参加しています。  今回、長男と長女の作品も入っています。窯焚き中もふたりとも「やけた?やけた?」とわくわくして待っていました。まだやで〜      クリックおねがいします↓
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10:15:14 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
箱書きをする
2012 / 05 / 31 ( Thu )
個展が終わってからする仕事に「箱書き」があります。


注文していた箱が届いたら急いで箱書きの作業に入ります!


桐箱を箱屋さんに製作していただいて、その箱に箱書きしていくのですが
出来たばかりの美しい桐の板に墨をいれるのは何度やっても緊張します。


これを受け取ってくださるお客様の事を頭に浮かべながら…



今回は扁壷(へんこ)という大きな壷の箱がありました。
壷と言っても横に大きく奥行きが無い形ですので、箱はこんな形になります。



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扁壷の桐箱




信楽の壷は高台が小さい壷が特徴です。
この扁壷も高台が小さいのですが、粗い山土でつくっており、重さはとても重たいです。


ふつうの厚みの箱では底が曲がるか、最悪抜けてしまうことがあります。




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念のため
今回は板を通常よりも厚く作ってもらいました。



そして今回はさらに…

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底には棒を渡して補強してもらいました!




一つ一つ気持ちを入れながら箱書きさせていただきます…


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引出丸花入(ひきだしまるはないれ)と書いています…




出来上がったら桐箱をお店の方へ送り、そこからみなさまの元へ作品とともにお届けできます。



みなさま本当にありがとうございました!





りっぱな桐箱に負けない作品作りを心掛けます!  クリックよろしくおねがいします↓
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12:25:15 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
薪をつくる/薪割り、束にしていく編
2011 / 08 / 15 ( Mon )
窯場の手漕ぎポンプの修理ばかり書いていましたが
もちろん薪割りもやっておりました~!



前回までは松の原木を一定の長さに切る玉割り(たまわり)をしました。






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玉割りして山になった松の原木


薪割りの本番はここからです!


これを割って割り木にし、束にしていきま~す。


玉割りの原木をこんどはもくもくと薪割りし…
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今度は割木(わりき)の山ができました!



これを針金でできた輪の中に詰めて束にしていきます。




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松割木の山



いっぽんいっぽん…

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しっかり詰め込んだら、束を起こして細い割木を斧の背中で何本も打ち込み、ギチギチに締め込みます。
こうしておかないと乾燥したときに痩せてバラバラにくずれてしまいます。

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一束完成!







普段私はラジオや音楽を聴きながら仕事をしていますが
今回の薪割り中には何も鳴らさず作業しています。




ちかごろはいろんな音の中に自分がいすぎる気がして、
頭を空っぽにできる薪割り中くらいは
静かにすごしてみようと思い作業していました。






もくもくと朝から夕方まで懸命に作業していていも
一人でやっている限り自分の触った分しか進まないですから、
本当にいくらやっても終わらない気持ちにめげそうになります。




真夏の日差しの下、薪の山の前で汗だくになりながら作業していると
本当に一人でできることがいかにしれているかということを、実感します。

ありんこになったような気持ち…





それでも日が暮れる頃には、自分が触ったところが形となってはっきり見えてきます。







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自分が座って作業していたところがぽこっと凹んでます(笑)。




汗を拭って振り返ると…

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夕暮れの中に積み重なっている松の束。



薪がたくさんある風景はそれだけで本当にじーんとしてきます。


初めて自分で窯を作って焚き始めたころ、焚いている最中に薪が足りなくなって来て
心細い想いを何度もしたせいだとおもいます(笑)


泣きたい気持ちで生の原木を割って放り込んだこともありましたね~












割木はこれから数ヶ月、乾燥させてようやく使える次の窯焚きのための「燃料」となります!













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06:44:30 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
薪をつくる/玉割り(たまわり)
2011 / 08 / 03 ( Wed )
個展も終わってしばらく経ちます。


すぐにでも次の個展にむけて動き出さないといけないのですが

一度休んだ体はなかなか言うことを聞いてくれません。


活を入れるべく

取りかかったのが薪作りです!

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以前仕入れた松の原木。と薪ジャングルジムで遊ぶ電車息子。あぶないからやめて~



基本的に薪は自分で割って作っていますが、間に合わないとき、足りない時は
割木屋さんで買うことにします。




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原木の山


松の原木を一定の長さにチェンソーで切っていきます。
これを玉割りと言います。

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玉割りした松の原木



作業を始めるといっぺんに汗が体から吹き出してきます。

力も入りますし本当に大変な作業なのですが

いつもいいますが、私は本来こういう作業が好きです。



パチンコが好きな人が以前言っていたのですが

「パチンコやっているあいだは何にも考えずに頭を空っぽにできるから好き」
と聞いたことがありますが

私の場合、薪割りがコレに当たります。





薪割りをやっているあいだは目の前にある作業をこなしていく事しか
考えてもしょうがないので、もくもくとその作業をしています。


その間、頭は薪割りのことだけを考えていればいいので、楽なような気がします。
もともと荒ーい力仕事のほうが向いているだけなのかも…(悩)


作業のあとは体はふらふらに疲れますが、頭はすっきりしたようにいつも感じます。





この先も玉割りの作業はしばらく続きます。

はやく薪割り作業に進まないと!
















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21:31:09 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
壷作り講座
2011 / 08 / 02 ( Tue )
去年、そしておととしとさせてもらった壷作り体験講座。
今年もありがたいことに講師をさせていただく事になりました。



いままでは八月下旬だったのですが、今回は個展前の7月中旬。




今頃になってしまいましたがその時のようです。

ちなみに、おととしの壷作り講座の様子
http://kibou830.blog84.fc2.com/blog-entry-99.html
去年の壷作り講座の様子
http://kibou830.blog84.fc2.com/blog-entry-225.html



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いいお天気でした!



まずは「てびねり」と言う技法での作り方をボードで説明し,
壷が出来上がるまでの、底作り、二段目、三段目、四段目、そして最後の口作りの五段階に分けて
実際に私が作っているところを見ていただきました。



そのあと参加された十数名の皆さんが作っていただきました。


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壷つくりに集中する参加者の皆さん



底ができた時点でいいお天気を利用して
外にだして乾燥させてしっかりしたら次の段階へと進んでもらいました。

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今回も土の量を決めて壷を作ります。
見本として前日に私が作った壷を持っていきました。



それを今年も皆さん途中まで作り上げた頃に…


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ぱかっ

と割って皆さんに見てもらいました。

ろくろで湯呑みを練習するときも、こうやって切って厚みを見てみます。


…のですが…。



柔らかい土であわてて作ったため、ものすごく分厚くて恥ずかしかったです…

自分で切った瞬間「うわっ」と言ってしまいました(笑)









その後もみなさん代わる代わる物差しを当てて、厚みや長さを測ってくださるのですが、
見本が見本だけにはかってくださる度に


はずかしかったです…







一日目は口を作る前段階まで進んでいただき
口だけ固くならないようにしておいて、本体をしっかりとさせ二日目に口作りをしてもらいました。

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今年も皆さん作りの基礎ができている方ばかりが参加されていますので
作業はどんどん進み…

あまり手助けの必要も無く,それぞれ個性のある壷たちが無事にできました!



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このあと施設の登窯にいれられ秋には焼き上がってくるそうです。



それぞれどんな壷に出来上がるか私も楽しみです!



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私は普段しないような口作りをしようと思いながら
こんな感じに出来上がりました!







↓参加しています。  のれんをぐっと押して外に出ようとした一歳の娘。スカッと手がかりが無くなりコロリンと転んでしまいました。その様子を後ろで「暖簾に腕押し」という言葉の実際を目の当たりにした私。   しっかりとクリックありがとうございます!↓
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10:51:07 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
土鍋 / 過去の作品から
2011 / 07 / 14 ( Thu )
先日

「土鍋は作っていないのか?」

と問合せをいただきました。


土鍋。

作って自分でも使える土鍋は私の好きなアイテムの一つで、過去、
個展ときなどにまとめて作っていました。



しかし写真を探してみるとほとんど作品撮影した写真がありませんでした。
煮炊きして食べてる写真ばっかり(笑)




ようやく見つけたのが、なんと8年も前!の(まだ結婚してなかったなあ…(遠い目))写真しかありませんでした。


DSCF0253-1.jpg
白釉土鍋

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灰釉土鍋




持ち手やつまみ部分はアドリブで、ひとつひとつ違います。


好きなように作ってサイズもバラバラ。



急須もそうなのですが、組み立てていく行程が楽しくてよく作っていました。






最近は穴窯焼締の作品の個展の作品構成なのですが、機会があったらまたいろいろと作ってみたいとおもっています。














↓参加しています。    東武個展まであと一週間!リストをまとめます! クリックありがとうございます!↓
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10:19:58 | 制作についてのおはなし | コメント(2) | page top↑
薪作り/輪っかに入れる編
2011 / 06 / 15 ( Wed )
信楽はまだまだ梅雨まっさかり。

毎日よく降るなあと思いますが、何となく肌寒い日々です。

雨が降ってもやらなくてはいけないことは溜まる一方。

前々から少しでも進めておきたい薪割り。


以前割っておいた松の原木は途中で雨が降り始めてそのまんまになっていました。


朝、雨がやんでいるのを確認したら急いで作業を再開しました。

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連日の雨降りで割った松もずぶぬれ。





急いで針金でできた輪っかにまとめて行きます。





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せっかく玉割り(たまわり:一定の長さに原木を切ったもの)した時点ですこし乾燥して軽くなっていた松が
すっかり雨にぬれて手に持つと

ずん!

と重たくなっていて悲しくなりました…





ちょうどよく作業が終わることにまた雨が降り出しました。

なんとか割った分の薪をかたづけが間に合ってよかったです。






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09:45:58 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
足で土を練る
2011 / 06 / 08 ( Wed )
私は土を練る機械、土練機(どれんき)を持っていません。


ほんとは欲しい機械ナンバーワン!

…だったのですが、




二番目に欲しかったスーパーカー軽トラ
購入してしまったため、タイミングを逃し、そのまま現在に至ります(笑)



そのため今も土は足で踏んで練っています。


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足で練る



真冬は氷の固まりに乗っかっているようなもので、足の芯まで冷たさが突き刺さってくるつらい作業になります。


しかし今頃は、ひんやり冷たく感じ土の感触もとても気持ちよく感じます。


実は好きな作業です。


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移動しながら踏んで行ったあとには、手で練る菊もみと同じように花びらのような模様がついて行きます。


土錬機を使って土を練ると一度にたくさん練れますし、なにしろ楽ですが
どうしても土に熱がついてしまうためか粘りが一時的になくなるような気がします。


しばらく土を寝かすことで、それは解消するのですが、
足で土を練ると、そんなことを感じないような気がします。






といって自分を励ましています…

って前にも書いたことがありますね…。








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