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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------

-------終了した展示-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

松の端材
2011 / 06 / 07 ( Tue )
仕事で訪ねた先で、松の端材をもらってきました。


松の原木から薪材にするため、チェンソーで一定の長さに切りそろえますが
そのときにはじっこの部分ができます。




ちょうどタイミングでいただけることに。

P1040141.jpg




中には節が大きく割りにくいということで、はじかれたものも入っています。


端の部分も、節の部分も窯を焚く時のタイミングや使いやすさで難があるだけで
同じ松であることには違いありません。



確かに割るのには苦労するのですが、特に節の部分には松やにがたくさん入っており、火力があります。

私は「ガソリン」と呼んでおります。

ここ一番のとっておきに取っておいて、揃った薪に混ぜて使っています。




ありがとうございます!





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15:53:58 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
カンナの修理
2011 / 04 / 05 ( Tue )
信楽や伊賀のガイロメとよばれる土は、土の中に
珪石(けいせき)や長石(ちょうせき)という石が含まれる荒い土が多いです。


そんな荒い土を使ってうつわを作り、底部分をカンナで削ります。

カンナには鉄で出来ているL字の状に折り曲げたものや、輪状のものや木や竹でできたものもあります。

土が荒いのであっという間にすり減ってしまいます。




今回は輪状のカンナがすり切れたので、交換修理することにしました。
BLOG8185.jpg
輪カンナの一種。擦り減って糸のようになって切れる寸前。




今回はスチール製のものをステンレスにしてみます。


BLOG8190.jpg
ステンレス平板棒




BLOG8189.jpg
ペンチで好みの形に曲げて行きます。

針金で巻き付けて止めてあるので、ほどいて新しいものと交換します。


BLOG8183.jpg
しっかりと締め付けるように針金を巻いて行きます。


BLOG8186.jpg
最後に緩まないようにしっかりと編み込んで止めたら、
もういちどペンチで形を最終調整。







BLOG8181.jpg

できました!
このあとヤスリで研いで刃をつけました。



市販のものも使っていますが、そのままでは使いにくいので
外してペンチで形を変えてから使うこともあります。





新品になって気持ちよく削れそうです!








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13:55:28 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
お碗をつくる-4 / 無事に届きますように
2011 / 04 / 03 ( Sun )
昨日の続きです。

なんとか期日までに間に合ったお碗「東北魂碗」
一刻も早く集荷場所まで持って行きたい!
しかし今回は直接被災された方が使うものなので、やることがあります。

BLOG8135.jpg
東北魂碗



まず窯出しをしてからすぐの焼き物は、尖った部分があったりざらざらしていたり、手や机などを傷めてしまいます。

石を使って底を削ります。

それがすべて済んだら弱いサンドペーパーで全体的にヤスリをかけてすべすべにします。

今回は(よ)さんも手伝ってくれました。
彼女も茨城日立市育ちなので何かせずにはいられないようです。

9463.jpg

ごつい手の男の私よりも女性の彼女がやすりをしてくれる方が安心です。
「五歳の女の子が使うと想像して」というと丁寧にひとつひとつ触って確認してくれました。



9462.jpg

口部分は特に気をつけて。


ヤスリがけが終わったらすぐに水洗いします。

今回は「出してすぐに使えるように」との指示もありました。
もっともな事だと思います。








9467.jpg
水洗いして乾布で拭いて天日乾燥。
いいお天気と強い風ですぐに乾きました。






さあ包装します!


また(よ)さんと共にひとつひとつ割れないように新聞紙で包みます。



9488.jpg
赤子背たろう包み作業(よ)さん





新聞に包んだうつわは段ボールに入れて

BLOG8170.jpg
完成!

中身がわかりやすいようにマジックで回りに碗と書いて、その上に写真を貼付けておきました。



BLOG8164.jpg

車に積んで急いで集荷場所へ!





集荷場所に行くと既にたくさんの支援碗が集まっていました。

なにか少しでも役に立てたらという信楽の皆さんの気持ちの強さを感じました!





BLOG8165_20110403142241.jpg
信楽某所 お碗集荷場所



無事に東北まで、そして被災された皆さんの手にうつわが届きますように!






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15:25:23 | 制作についてのおはなし | コメント(2) | page top↑
お碗を作る-3 /焼き上がりました!
2011 / 04 / 02 ( Sat )
東北にお碗をとどけるとの友人の知らせに、突貫でかかっていましたお碗が焼き上がりました!

どう考えても間に合わないと思っていましたが、
なんとか間に合ってよかったです。


BLOG8168.jpg
東北魂碗



今も被災地で大変な想いをされている方々へ、このうつわが手に取られ使われる事があるならば
これ以上の事はありません。

正直、ハンコも自分の想いなので余計になってしまうなと思ったのですが
東北が復興しますよう心から祈りを込めて自分の想いを表させていただきました。

釉の下からほんのりと読める程度に現れていてよかったです。


BLOG8167.jpg
東北魂



「器はすぐ使えるように綺麗に洗って、簡単な梱 包で段ボール箱などに入れてきて下さい。」

と被災者の方のための指示がメールでありましたので、

9468.jpg
水洗いして天日乾燥中…





9467.jpg

乾燥したら梱包開始!


信楽の有志でうつわを集めているところまで持って行きます!









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10:23:30 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
ああ~やられた… /乾燥中のうつわに
2011 / 04 / 01 ( Fri )
東北に送るお碗作りを最優先するからと言う理由で、他の仕事を放って置くなんて理由にならないと思って頑張っています。


せっかくのいいお天気を利用するため、朝からはお碗作りのろくろを挽いておいて
昼ご飯を食べたら休まずそのまま仕事のうつわの化粧がけ(白い泥状の土をうつわにかける)をしました。

それが終わったらまたろくろにかかりました。






その後、外で子どもたちがきゃっきゃとはしゃぐ声が気になってはいましたが…


しばらくたって、乾燥具合を見にいったときにすぐに目に入った「すじ」が…

BLOG8123.jpg



「しまった~」

と思ってももう遅い…





BLOG8122.jpg


なにか棒のようなもので引っ掻いた後があります。
こっちにもあっちにも。

ちょっとづつ引っ掻いて遊んだ痕。ああ…






部屋に戻って「美女と野獣」をみているアンパンマン娘に、野獣のように怒ったお父さん(ややこしい)。



「ぼくはダメだよ~っていったんだよ~」と電車息子。

そうなのね。ありがとう。


でも君も乾燥中の大壺に山盛り石ころ入れてた頃があったんだよ…。






そんないいお天気の出来事でした。






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07:06:28 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
お碗を作る-2
2011 / 03 / 30 ( Wed )
なんとかお碗を間に合うようにものすごく急いで作業しています。

いつもより大きい高台(こうだい:お碗の底の部分)にして、安定感があるように
削りだしました。


そして
削りをした後にこんなハンコを作って押しました。

BLOG8107.jpg
東北魂。



毎日ニュースで見ていて画面からでも伝わってくる東北の被災者の皆さんの辛抱強さ。あたたかさ。

雪国での暮らしが人を強くするからでしょうか。
ほんとうに皆さん優しく強く見えます。

ぜひその尊敬すべき東北魂でこの難を乗り越えてほしいという祈りを込めてひとつひとつ押しました。




このあと釉がけをするので、もしかしたらこの文字は読めなくなるかもしれませんが、
この想いだけでも伝わるうつわに焼き上がってくれるよう、この後も急いで作業を続けて行きます。






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02:04:04 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
お碗をつくる
2011 / 03 / 28 ( Mon )
信楽の陶芸仲間から電話がかかってきました。

内容は近日、信楽の有志で器を集めて東北に届けに行く。というものでした。

持って行くという日までは数日しかありません。
どうやっても間に合わないのですが、とにかくすべて最優先でかかっています。

焼き物を焼く仕事が被災地の人にすこしでも役に立つ事があるならば
出来る限りやってみたいと思います。


BLOG8099.jpg


汁物でも使えるように、ご飯を入れてその上におかずも乗っけて食べられように。

私はおおきめの碗を作る事にしました。








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12:13:53 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
作ります!
2011 / 03 / 19 ( Sat )
震災から一週間が経ちました。
本当に生きているうちにこんなことが起こるのだろうかと、半ば信じられない想いで
ニュースを見続けた日々です。

プロフェッショナルの救命、救援活動が続く中、個人でも被災地に命がけで向かう方々も出てきました。

その様子をニュース、ネット、被災した知人の様子を聞きながら、私も現地に向かってトラックで物資を載せて行きたい衝動が募って心が苦しくなる今日まででした。




しかし、私が現地に行くことは被災された本当に苦しんでいる人たちのためにはなりません。
なんどもなんども頭の中は巡り巡りました。






被災された人々に私ができる事。

私のしごとは焼き物を焼く事。焼き物を焼く事で何かできるように努力します。



BLOG7933.jpg

大震災の当日茨城に送ろうと用意していた、焼締の皿が入った小包。

震災の日からずっと置いたままです。









これを届けられる日を頭に思い浮かべながら、今日から私はがむしゃらに作る事にいたします。

私が作るものが被災されたかたを励ますことがある日を信じます。






 頑張れ東北北関東。頑張れ日本!





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17:46:28 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
焼締陶匣(やきしめとうばこ)
2011 / 01 / 16 ( Sun )
今回も過去の展覧会でお客様の元に行きました作品のご紹介をさせていただきます。


焼締陶匣(やきしめとうばこ)です。


大きさは長辺で40センチほどです。


以前紹介しました陶匣と同じく蓋物の作品です。






9304.jpg
焼締陶匣(やきしめとうばこ)



数日間に渡る穴窯(あながま)での焼成。

窯中で大量の松薪の灰が降り掛かって熔けて自然釉となり、さまざまな色があらわれます。
9305.jpg
灰が大量に溶けた内部






この陶匣は
数日間の焼きによって、作品の土が焼き締まっていき、その上に燃料の薪の灰が乗って熔けてビードロ(自然釉)へと変化したのもです。


明るくあたたかな火色(ひいろ)も私は好きです。

しかしこの陶匣のように、土とビードロがお互い噛み付き合うように、
さまざまな色や変化を見せる焼きも私を惹き付けて止むことは有りません。












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19:00:18 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
焼締土瓶(真鍮持ち手)
2011 / 01 / 12 ( Wed )
今回紹介させていただきますのは
焼締土瓶(やきしめどびん)です。


土瓶の取っ手は真鍮製となっております。



F3787.jpg
焼締土瓶(やきしめどびん)




この土瓶も信楽の土を水篩(すいひ)した(土を水に溶かして篩(ふるい)に通して石をのぞく事)
ものを使いろくろ成形。
焼成は薪を使って焼き上げる穴窯(あながま)で数昼夜焼きつづけてできたものです。




数日間の焼成によって、炎に乗って飛んだ燃料の松薪の灰が土瓶に降り掛かり、
それが高温で熔けて「ビードロ」という
緑色のガラス状の景色になります。


幾度も灰がかかる事によってビードロの溶け方に変化も見られる土瓶です。




土瓶や急須などの注器をつくることは、修業時代から大好きです。
そうはいいながらなかなか数が作れないのですが、いつか一度、土瓶や急須だけで個展をやれたらいいなと
考えています。









↓参加しています。   今朝も信楽はカチカチの氷の世界でした。いったい何度まで気温は下がったのかわかりませんが、いままで私が体験した最低気温は-15度です!     それでも電車息子は朝から雪合戦! クリックおねがいします!↓
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