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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2019年 今後の展示予定-------
・2019年9月4日(水)~9月10日(火)大丸心斎橋店現代工芸サロン桃青(大阪)篠原希陶展予定  

-------終了した展示-------
・2019年7月18日(木)~7月24日(水)東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2019年 4月13日~5月6日ギャラリー阿吽(静岡)篠原希陶展予定  
・2019年4月6日(土)~ 4月14日(日)倉敷工房IKUKO(岡山) 篠原希陶展 
・2019年3月15日(金)~ 3月21日(木)新宿ギャラリー柿傳 「信 樂 - 土の賦 十二人展」

梅雨の穴窯(あながま)焚き
2010 / 07 / 14 ( Wed )
池袋東武での個展に向けて、穴窯を焚きました。
brgtobu.jpg



梅雨に窯を焚いたことはこれまでも何度もありましたが、
今年ほどよく降った年はなかったように思います。

雨で移動作業がしにくいのと、とにかく蒸すのでしんどい窯焚きとなりました。





BLOG5425.jpg
燃料の薪


今回も窯焚きの手伝いにS君、そして今回はFさんも手伝いにきてくれました。

ふたりは何度もこれまでの窯焚きを手伝ってくれているので、安心して窯を任せられるありがたい存在です。

しかし今回は両名の仕事の都合もあり、来てくれる日が同じ日に重なってしまいました。
S君はお昼、Fさんは夜。

その後の後半は今回も手伝いなし。の恐れがあったのですが、


前回窯焚き初体験だった篠原夫人(よ)さんが今回も

「私に任せて!」

と力強く申し出てくれました。

前回の窯焚きの時には本当に驚きましたし、うれしかったです。







が、やはり乳飲み子と幼児2人を抱える身。
当てにしないように「ありがとう」とだけお礼を言って、

いざというときは一人で2徹夜する覚悟で窯焚き開始。





S君、Fさんが来てくれた日には、昼寝と夜の仮眠を2回取れました。

後半にむけて寝だめするつもりもあって、本当に良く眠れました。
本当にありがとう。


BLOG5418.jpg

そして窯の温度もぐんぐん上がっていよいよ後半戦へ。




BLOG5422.jpg
花入を窯から引き出す



BLOG5419.jpg
引き出され急冷した後のぐいのみ。薪の灰が溶けてきれいな「ビードロ」になります。




二日間の徹夜を覚悟して窯焚きを続けていると、
予告通り(よ)さんは小脇に赤ちゃんを抱え、両手に幼児の手を引き颯爽と窯場に現れました。


BLOG3575.jpg
窯焚き用革手袋をつける(よ)さん/写真は前回窯焚きから


仮眠室へ子どもたちを寝かしつけにいくとほどなく窯場に戻って、交代をしてくれました。



なんと頼もしい…感動


前回窯焚きを経験したことで、緊張がなかったのかスムーズに窯焚き作業をしてくれ、
何時間か安心して窯を任せて仮眠を
取らせてもらいました。

本当にありがとう。





S君、Fさん、(よ)さんのお陰で今回も最後まで窯を焚き切ることが出来ました。
途中差し入れをしてくださったTさん、ありがとうございました!
ごちそうさまでした。


みなさん、本当にありがとうございました!




そして、先日の窯だし。

BLOG5060.jpg
窯から出てきた大壺。


BLOG5058.jpg
窯変の皿と火色の大皿。




ひとつひとつ検品しながら、出展作品を選んでいきます。


ぜひ会場で焼き上がりをご確認くださいませ!



brgttobu2.jpg




篠原希 作陶展 

場所: 東京池袋東武百貨店 6F 1番地 工芸サロン
日程: 2010年7月22日(木) - 7月28日(水)
営業時間: 午後10時~午後8時
※最終日は午後4時閉場



DM紹介文より
信楽の空気とともに、土と炎に向き合う作陶の日々。
力強さと美しさに加え、静かな佇まいを見せる壷、花入、定評のある酒器と器を
今年もご紹介いたします。
ぜひ、ご高覧下さいませ。

東武百貨店 池袋店
電話:03-3981-2211
住所:〒171-8512 東京都豊島区西池袋1-1-25



DMご希望の方はメールもしくは左サイドにあるフォームからおしらせください!







↓参加しています。  前回(よ)さんの初窯焚き手伝いを書いたところ、メール、コメント、会う人会う人に「奥さんえらいね~感動したわ~」と言っていただきました。私もうれしかったのですが、中には「おまえはなんてやつだ」「奥さんがかわいそう。今度は俺が窯焚いてやるから」とヒナンもゴウゴウ。 ありがとう。そしてごめんなさい。    せめてクリックおねがいします↓
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21:13:13 | 窯焚きの事 | コメント(2) | page top↑
薪割りのつづき
2010 / 06 / 13 ( Sun )
今日から梅雨に入ると天気予報。

先日薪割りを終えた薪を束にしなければいけないのに、ほったらかし。
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今朝から予報通りに小雨が降り始めましたが、これから晴れる日は少ないだろうと気合いを入れて窯場へ片付けに。


雨は降り続いていましたが、なんとか作業できる程度の小雨。




薪を持ち上げると湿気があるので、いろんな虫が出てきます。
大きなムカデには本当にいつも驚きますが…
今回は…
BLOG4417.jpg
こーんなに大きなナメクジが!

そっと山へお帰りいただきました。


割った分をなんとか昼までにまとめ終わるのを待ってくれていたかのように、その直後大雨に。

お天道様ありがとうございます
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薪棚がいっぱいになっているのが見えると本当にうれしくなります。

逆に薪が全然ないときは本当にさみしいです。






午後からは久しぶりにcafe awa-isa(カフェアワイサ)へ。

BLOG4410.jpg
家族全員で来るのは忘れてしまったくらいひさしぶりです。

というのも、子どもがどうしてももたなくて、あっという間に騒ぎだして他のお客さんに迷惑になってしまうからなのですが、
BLOG4414.jpg
最近アワイサにはキャベツ太郎などなつかしい駄菓子を置くようになっていて、子どもたちは喜んでそれを食べている間、親はゆっくりとお茶が出来るようになりました。

私はコーヒー、篠原夫人(よ)さんは紅茶をいただきました。




久しぶりに日曜日らしいゆっくりとした一日でした。








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18:11:19 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
薪割る日々-2 / 束にしていく
2010 / 05 / 21 ( Fri )
前回、原木をチェンソーで長さを切りそろえたものを、今度は割っていきます。

P1001918.jpg
松の原木が割木(わりき)になりました。


いい赤松の原木を薪割りしていくと、ぷーんと松脂の甘ーい香りがしてきます。(私には甘く感じます)





P1001919.jpg
赤松の割木

松脂のたくさん入っているものは大変火力が強く、疲労困憊している窯焚き中に、
ばーっと勢いよく燃えてくれるのをみると本当にうれしくなります。

そんな体験を繰り返していくうちに、松脂のにおいは私にとって安心するような、
とても好きなにおいになってしまいました。



割った薪でいっぱいになってきたので、太い針金で出来た輪っかにまとめて、「束(そく)」にしていきます。

P1001921.jpg
いっぽんいっぽん…


一人薪の山の横にかがんで、いっぽんいっぽん薪を集めて作業していると、ありんこになったような気持ちになって、
「ほんとうに終わるんやろか」

と思えてきます。



チェンソーでカットして、薪割りをして、束にしていって…



ひとりでコツコツ作業していくのは、果てしなく感じますし、孤独な作業なのですが、

実はこういう仕事は好きなのです。

この仕事をしているときは頭の中は、薪割りのことしか考えておらず、朝から作業を開始して気がつくと夕方。
汗をたくさんかいて、頭も体もすっきりとします。


いままで停滞していた血が、体中を一気に駆け回っていくのを感じられる気がします。







手で入れられないほどになってくると、隙間に二、三本細く、まっすぐな薪を立てて…

P1001922.jpg

斧(ヨキ)の背中で、叩いて入れていきます。

細い薪を隙間なく打ち込むことで、束をしっかりと内側から締めてやります。


これをやっておかないと、薪は乾燥していくとやせていきますので、
窯焚きのときに運ぶときになって、バラバラになったりして面倒なのです。


完成!
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松割木(まつわりき)一束(いっそく)


これを数ヶ月、風通しの良いところで乾燥させて、ようやく燃料となります。





これからもまだまだ、薪割りはつづきます…










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06:05:17 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
薪割る日々
2010 / 05 / 18 ( Tue )
個展が終わっても、いろいろとやらねばならない事は多くて、あっというまに時間が経ってしまいます。

これではいけないと今日はようやく、窯場で薪割りを開始しました。


本当は年明けすぐに割り始めるつもりだったのが、今頃になってしまいました。

そのため窯場はこんな様子。


P1001909.jpg
松の原木たち。


原木はチェンソーで一定の長さに切っていきます。



P1001913.jpg
チェンソーと丸太。


今日は天気がよかったためかこんな事がありました。

薪割りは斧やチェンソーなど危険な道具を使うので、神経を前に集中させている事が多いのですが、
今日はふと人の気配を感じて振り返ると、うしろに人が居たのでびっくりしました。

おもわず「うわっ」
と声が出たほど。

どうやら観光の方らしかったのですが、居るはずのない距離に突然人が居たので、危ないやら瞬時にわけがわからないやらで、本当にびっくりしました。





今度はこれを次に細く割っていきます~。





~余談になりますが~

近頃、電車息子が大好きな歌が「ジューキーズ」。

朝の子ども番組でながれるショベルカーやブルドーザーが活躍する内容の歌です。
毎朝嬉々としてアンパンマン娘と二人、

「♪じゅうき~ず こうじちゅう!♪」

と歌い踊っています。


その歌の事を友達のお母さんや、保育園の先生に「ジューキーズ知ってる?」
と聞きまくるそうなのですが、聞かれた若いお母さんや先生は

「うん!私もすきやで~!ルーキーズ!」

と笑顔で答えてくれるそうなんですが、電車息子は

「?」

イケメンドラマの存在すら知らず、不思議そうな顔をしているそうです。


世代間ギャップ…



若いお母さん方が、ブルドーザーやショベルカーなどを
「重機(じゅうき)」
と呼ぶなんて普通知りませんよねえ。






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20:10:35 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
春の窯焚く日々/穴窯を焚くときに感じる人のありがたさ
2010 / 04 / 22 ( Thu )
もうすぐ始まる心斎橋大丸での個展に向け、先日穴窯の窯焚きをしました。

写真面
「信楽扁壷」 幅51×奥行30×高さ41cm


4月も半ばを越えたというのに、夜には氷が張るような寒い日があって、本当に寒かったです。
窯小屋に置いてある薪ストーブも真冬並みに、フル稼働。

火の気なしに過ごせませんでした。


窯場の借景のさくらもまだまだ奇麗に咲いていました。
s-DSCF3351.jpg





今回の窯焚きでは、
何年も前から窯焚きを手伝ってくれているFさんが、G.W.前ということもあり準備に追われていて、
手伝いに来られないことがわかっていました。



また、窯焚き前に体調を崩していたことが少し気になっていたのですが、
もう一人手伝いにきてくれるSさんが来てくれるので、足りない分は、
久々に何日かの徹夜を覚悟して窯焚きをなんとか乗り切ろうと決めて、臨むことにしました。



BLOG3573.jpg
穴窯窯焚き風景



初日、あぶり(作品の湿気を抜きながらゆっくりと昇温させていく行程)の時には、眠りながらのんびりとできます。

次の日の夜中にはSさんが遠くからわざわざ駆けつけてくれ、大変助かりました。


いままでの窯焚きでは無いほど長い時間眠らせてもらいました。




BLOG3572.jpg
窯焚き風景

しかし、Sさんが仕事のため予定通り手伝いを終えて帰ってしまうと、体中にぞくぞくと寒気が襲ってきました。


「これは、まずいなあ…」


どうやらまた発熱しているようなのです。

知らんぷりして焚き続けているのですが
だんだんと体も動かなくなってくる。





今日はいよいよSさんのいない3日目の夜。
窯焚きはこれから後半に入り佳境へ。


すると


どうしようかと思っている私を見かねてか、篠原夫人(よ)さんが初めて窯焚きを手伝うと自分から申し出てくれました。


それも

三人の幼児乳児を窯場で寝かしつけ、その間に窯の番を交代する

とのこと。


BLOG3575.jpg
革製の手袋をつけた(よ)さん



じつは(よ)さんは手伝いの事を、窯焚き前にも申し出てくれていたのですが、
何しろ初めてのことですし、その上、いままで子どもがまだ居なかったときにも出来なかった事なのに
どうして子どもが3人になったいま出来るのか。

その難しさを思うと、
あまり当てにはしてはいけないなとおもっていました。




私のことを思いやってのこととわかりましたし、本当にうれしかったので、
もし出来なくてもその気持ちだけで十分と。






しかし、いよいよそのときが来ると、(よ)さんは手際よく、子ども全員を風呂に入れて、
寝巻きを着せて小脇に赤ちゃんをかかえ、手に二人の兄妹を引き連れ颯爽と窯場に現れ、
あっという間に仮眠室に布団をひき、3人を寝かしつけに入りました。



すっかりと三人が寝静まったころ、窯場に現れて


「寝てきてください」


感動…

ぞくぞく寒気は取れずにいた私は、余計に喜びもひとしおでした。




窯を任せて
仮眠室へ行き、子どもが寝ている横へ潜り込んで、あっというまに眠りに落ちました。



ところが…

ものの30分で電車息子が「おかあしゃ〜ん」と夜泣きを始めました。

イビキがうるさかったのか…?

お母さんがいないことがわかるともう、いくらなだめても収まりません。

寝る事をあきらめて、さっき代わったばかりの(よ)さんとバトンタッチ。



「やはり無理やなあ」


と思いつつ眠気と寒気と熱気と戦いながら窯を焚いていると深夜2時頃にまた(よ)さんが
戻ってきてくれ交代することに。


よろこんで仮眠室へ。




今度は物音もたてずに布団にそっと入り、またあっという間にねむりに落ちました。

しかし…



また30分もしないうちに、今度はあんぱんまん娘が


「おかあしゃ〜ん…」

と大泣きを始めました。

やはりイビキか…??



こうなるといくらなだめても(以下略




あきらめて(以下略



ふたたび窯場に戻りはしましたが、取れない寒気と眠気をなんとかしたいと考え、ケータイ電話の目覚まし機能の「スヌーズ」を使い5分ごとにタイマーが鳴るようにセット。

窯の横に板を置いて眠ってしまいました。

窯の横は熱でとても暖かい場所です。




そして5分でタイマーが鳴ったら薪を追加。またすぐに眠り



また5分ごとにタイマーが鳴り、その度に薪を入れて眠りを繰り返しました。



これを何セットも続けると、眠気と寒気が随分と楽になりました。


ケータイのタイマーはバイブレーション機能がついていて、ポケットに入れておけば音に加えて振動があり寝過ごすことはありませんので大変便利です。



古いケータイのときにはいちいち時刻を入力し直していたので、スヌーズの機能も大変便利なことに気づきました。



今回これを「スヌーズ窯焚き」と呼んでいました。








なんとか窯の温度も落ち着いてきたころ、三たび(よ)さんが登場。

私も三たび仮眠室へ。


しかし予想通りというか、ほんとは一番に泣くと思っていた赤ちゃんが泣き始め、もどることに。




しかし、窯場にもどって私が窯を焚いていると、今度は(よ)さんはあかちゃんを抱いてやってきて
薪ストーブの横のベビーベッドへ寝かし、私をまた眠るようにしてくれました。



母は強し!!




感服しつつ朝6時前から、今度は二時間ほど寝かせてもらいました。






その後も窯焚きを最終日まで手伝ってくれ、お陰で寒気も取れ最後まで焚き切ることが出来ました。






何年か前、思うように窯が焚けずに、一人で焚いた方が楽なのでは?
と、思い詰めていたときにFさんがさりげなく「短い時間の手伝い」を申し出てくれたお陰で、
本当に助けられたときがありました。


またそのFさんが用事で手伝いに来られなくなったときにも、一人で焚こうと思い詰めていたのですが、
そこへ申し出てくれたのがSさんでした。



そして今回、「手伝いのない日は24時間でも48時間でも徹夜すればいいや」と思っていた私をみて
(よ)さんが申し出てくれました。



窯焚きは何日も不眠不断で焚かねばならず、やはり一人は現実無理な事なのですが、
基本的には窯焚き作業自体は自分が一人で焚かねばいけないという想いも、今も持っています。

そんな背反する私の意を酌んで、窯焚きの方法をきちと続けてくれる皆さん。
本当に助かります。

寝て起きたときも、私の思った通りに窯が焚けているから安心です。


(安心しすぎて近頃、どんどん睡眠時間が長くなってきている(笑))








孤独な作業に陥っているときに、私を助けてくれてきた皆様、本当にありがとうございます。


今回書いた3人以外にもたくさんの方々に助けてもらい、これまで窯焚きを続けてこられたこと、
本当に感謝しております!





本当に皆様いつもありがとうございます!






BLOG3568.jpg引出花入(胴部分)BLOG3569.jpg引出花入(口縁部分)BLOG3570.jpg引出花入(胴部分)BLOG3571.jpg引出花入(口縁部分)






上の花入れも出品予定です!
ゴールデンウィーク(2010/4/28 - 5/11)は大阪心斎橋にて!
皆様のご高覧よろしくお願い申し上げます!


写真面
「信楽扁壷」 幅51×奥行30×高さ41cm

略歴




信楽 篠原希 作陶展 2010/4/28 - 5/11

DM紹介文より

五昼夜の窯焚きを経て生み出される作品には、自然釉が織り成す様々な表情が現れます。炎と薪の灰が窯の中で引き起こす美しい変化、窯変やビードロ、火色…窯変の美しい陶匣に壷や花入、酒器など焼締陶のほか、粉引の器も出品予定です。是非、ご高覧ください。


開催期間

2010/4/28 - 5/11


場所

大丸心斎橋店
南館8階 現代陶芸サロン 桃青

542-8501 大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 大丸心斎橋店



追記:窯焚き終了後、熱を測るとやっぱり38.4℃でした。知らなくて良かった(笑)



↓参加しています。  電車息子もわざわざ家から薪ストーブ用の薪を2本「まきどーぞ」と持ってきてくれました
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01:16:26 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
窯焚き手伝いのお礼
2010 / 02 / 17 ( Wed )
私が窯焚きのときにはいつも、何人かの人に手伝ってもらっています。

篠原夫人(よ)さんはいつも、食事等を用意して手伝いにきてくれる人を迎えます。



一時期思い通り窯を焚くことが出来なかったことから、
どうしても一人で通して焚かなくてはいけないと思うようになりました
(今考えると随分追い込まれてたのかも(笑))



それからの窯焚きでは4日間から5日間をほとんど一人でぶっ続けで焚くことをなんどかやりました。



しかし、眠たいことこの上なし!


立ったまま寝てしまうこと数度。


窯を焚いている夢を見て、現実とわからなくなり、寝てしまう。





ついに目が開かなくなったので3分のタイマーをかけて、鳴ったら薪をくべまたタイマーをかけて寝る…
これを20回ほど繰り返し、眠気をとってみたことも。




ようやく窯焚きをなんとか終えて、ほっと気が抜けた瞬間、高熱を出して数日寝込んだこと数度。
そんな無茶をすれば当然!と今は思いますし、もう一度やれと言われても恐ろしさがよみがえり、とても無理だと思います。

そんな私を見かねて、友人が数時間だけでもと毎回手伝いにきてくれるようになりました。

また、もうひとりS君もわざわざ車を飛ばして泊まりがけで毎回2日間ほど、手伝いに来てくれるようになり本当に楽になりました。




Sくんは焼き物とは関係ない仕事をしているのですが、遊びにきたときにろくろで湯呑みを作ってもらいました。
それを窯に入れ初めて焼き上げました。
BLOG1468.jpg
Sくん作 湯呑みとぐい呑
BLOG1470.jpg
Sくん作 湯呑み
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Sくん作 ぐい呑。
火に近いところに置いたので灰が溶けてビードロ状になっています。




窯焚きを手伝ってもらう人が作ったものを入れることは、お礼の意味ももちろんあるのですが
私も窯の中を意識してもらえるので、その方が良いのです。

「薪を燃やす」


イメージから、


「窯のなかを焚く」


というイメージをしてもらいやすいように思うからです。






初めての自分の作品にSくんも大変喜んでくれました。
私も喜んでもらえて本当に良かったです。






あんな無茶な窯焚きは、何の自慢にもなりません。

もうとても出来ないと思いますし、出来ればもう二度としたくないですが、


あの無茶がなければ、無知な自分が知ることが出来なかったことも多かったですし、
自分の場合やはり一度はやってみるしかなかったのだろうと思っています。





自分が

「人に窯焚きを手伝ってもらう」

という技術も知識もなかったことがよくわかりました。


この経験を踏まえてようやく私は、窯焚きを手伝ってもらう技術も以前よりましになっただろうと思います。



その上で、人のあたかさ、ありがたさが本当に身にしみて感じられるようになりました。


みなさん本当にありがとうございます…!







↓参加しました。 その頃は窯焚きが無いときでも毎夜、窯焚きを失敗する悪夢にうなされておりました〜怖かったな〜(笑) ぽちっとおねがいします↓
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00:34:38 | 窯焚きの事 | コメント(2) | page top↑
窯場にも薪ストーブ活躍
2009 / 12 / 01 ( Tue )
先日の窯焚きのお話。

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夏に焚く窯焚きは暑さでの消耗との戦いですが、冬の寒さはまた別のつらさがあります。
窯焚きも盛りになってくる頃には、窯周辺も暖かくてよいのですが、それでも暖かいのは窯側のみで、背中は冷たい。

そして、少し窯から離れるとそこは外気温。

温度差で余計に寒さがこたえます。







毎冬、窯を焚くときには窯のそばに張り付いているか、窯場の小部屋にある石油ストーブを焚いて凌いでいたのですが、解決策として今回は窯場にも小さな薪ストーブを設置。





幸い燃料は、窯焚き中に出る足下に落ちたぼろやかけらを掃除すれば、いくらでも出てきます。
窯周りも奇麗になって、暖もとれて一石二鳥でした。




BLOG9230.jpg




そしていつも窯焚きメニューとなっている「かんとだき」もずっと火にかけて煮ることが出来、お湯もいつも沸いている。


ほんとにすごいやつです。







しかしながら、ただでさえ穴窯に薪をくべるのに忙しいのに、薪ストーブの薪の減り具合まで見なくてはならなくなってしまいました。

さすがに後半疲れてきたので、そんなときは穴窯用のごついナラの薪をどーんとくべ、持たせることにしました。






これでこれからの冬の窯焚きの楽しみも増えて、なんとか乗り切れそうです。










↓参加しました。窯焚き中の寒かった夜は空気も澄んでいて星空がおどろくほど奇麗でした!  ぽちっと一押しおねがいします!↓
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22:55:30 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
くやしい…!|伊賀徳利
2009 / 11 / 30 ( Mon )
先日の窯焚きのことです。

今回も昼夜問わずの窯焚きを、助けてくださる暖かい皆様の協力もあって無事終えることが出来ました。

BLOG9220.jpg
窯焚き終盤の様子。


その中でひとつの徳利が窯出しされました。
BLOG9224.jpg
伊賀徳利


灰の流れもちょうど良い見所で止まっていて、すんだ緑が大変奇麗です。

この徳利を手にしたときは、自分でも声が出るほど気に入りました。


BLOG9221.jpg
ビードロが玉状にたまって、いわゆる「トンボの目」になっています。


個展に出品しようと勇んで、ヤスリがけをはじめたところ、裏側にイヤーなものがちらり。



「まさか…」


背筋も凍る想いで裏返してみてみると…





BLOG9222.jpg



ガーン!!





なんと大きな穴がぽっかりと!!



しばらくうずくまって動けなくなりました。


残念…。なんて悔しい発見の仕方…。


激しい窯焚きのさなかに割れたものと思われます…。







ホントにがっくりしたそんな出来事でした。










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22:07:52 | 窯焚きの事 | コメント(4) | page top↑
炭窯作り|サイト『せんだい教材映像アーカイブ』より
2009 / 07 / 20 ( Mon )
私は焼締(やきしめ)と呼ばれる,釉薬をかけずに薪の炎と灰で土を焼きあげる焼き物を焼いています。

それには穴窯(あながま)と呼ばれるトンネル状の窯を使い、薪を焚き口からくべて,焼き上げるのですが,その窯の原型となっているのは中世信楽で使用されていた窯の様式をもとにしています。


そしてその窯の規模を私が使える大きさに変え,構造もたくさんのアドバイスを元に発展させて作ったものです。


しかし、穴窯の焚き方について,
以前とある本で『現在の穴窯の焚き方は登窯の焚き方なのではないか』という疑問を見かけて以来,私もずっと気にかかりいろいろと考えるようになりました。




穴窯から登窯へ。
登窯の時期を経た事により、古来の穴窯の焚き方についての伝承は現在にされていないのでは?という疑問でした。




一方,炭窯については古来より少なくなったとは言え、現在に至ってもきちんと伝承もされていて、窯の焚き方,特に窯作りについては大変合理的だと感じました。

穴窯に通じる興味深い点がたくさんあるように思います。



仙台市教育委員会のサイトで炭窯作りの大変よくできたサイトがありました。
私自身大変勉強になります。

炭窯作り : せんだい教材映像アーカイブ
http://archive-www.smt.city.sendai.jp/kyozai/v98018.html




規模の小さな炭窯はこちらがとても分かりやすいです。
写真で見る炭窯作り
http://park15.wakwak.com/~fukusima/satoyama
/houkoku/sumigama/photo.htm





↓参加しました。今回は炭窯について質問を受けたので炭窯について書いてみました!押していただくと励みになります!↓
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10:10:46 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
盛夏の窯焚き|窯焚きノート
2009 / 07 / 19 ( Sun )
もうすぐはじまる東京池袋、東武百貨店での個展用の窯焚きは夏の窯焚きとなりました。


P1000015.jpg
穴窯(あながま)の煙突から上がる煙







窯焚き前,もう窯詰めの時点で汗が吹き出して止まりません。
狭い窯の中では風も入らずどんどん体温があがります。


「これは窯焚きがはじまった先が思いやられるなー」


と思ってはいましたが、予想通り。


窯焚きがはじまると窯場の気温はどんどん上がり,薪くべのために窯に近付くのも嫌になるほど(窯焚いてるのに(笑))




あまりに汗が出るので,窯詰めの時の疲れも合わさって、窯焚き初日早々に疲れとだるさが。



気付くとお茶とコーヒーばかりのんでいた事に気付いて,あわててスポーツドリンクを水で半分に割ったものを「いや」と言うほどのみました。



しばらくすると身体のだるさがとれました。




夏の窯焚きではスポーツドリンクは命綱で,一日で4リットルから6リットル以上のみます。
これでかなりバテたり熱中症から守ってもらっている気がします。



3日目にはとても気持ちの良い風が吹いて,終盤の方が身体は楽になりました。





窯焚きの際には、私はいつも窯焚きノートを付けます。

P1000036.jpg

昇温のデータや窯焚き中に気付いた事など,かなり細かい事まで書き込みます




P1000029.jpg
思い付いたら書きまくるので文字はものすごく小さいです


窯焚きがはじまってすぐに書き込むのは,毎回の窯たきの時間。

「今回は4日間」「今回は5日間」

などと目標時間を書き込みます。



私の場合,窯焚き中は何日もほとんど眠らず、できるだけ一人で焚こうとするので,後半にかけて,熱さと疲労とで思考能力がおちてしまいます。




以前,あまりの疲労と睡眠不足のためか、何日焚いたか分からなくなってしまったことがあって(笑)それ以来、

「窯たき初日」に,
「いつでも見返せるよう」に、
「初日に考えていることを最終日の自分に向けてメッセージをのこす」

気持ちで書くようになりました。


おかげでそれ以来、窯焚き途中で意識もうろうとしたときも、ノートを見返す事で意識を取り戻し,軌道修正できたこともしばしばです(笑)



今回も熱と眠気と疲労と戦いでしたが,友人、兄弟,夫人(よ)さん、ちびっこ応援団に助けてもらい夏の窯焚きを終える事ができました!
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アイス食べます電車息子

みなさん本当にありがとう!





最後に窯焚き定番「かんとだき」
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初日から最終日に掛けて,どんどんおいしくなるメニューです。

窯焚き後、体重は4キロ減。
ものすごく食べて水分を摂っていますが,やはり消耗の方がはやいようです。



窯焚きメニューについては,またの機会に書いてみたいと思っています〜






■ おしらせ ■

東京池袋東武百貨店にて篠原希陶展09年7月23日(木)〜29日(水)予定です!

皆様のご高覧を賜りますよう何卒よろしくおねがい申し上げます!





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