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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

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・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

結婚式の引出物 / 貫入平鉢(かんにゅうひらばち)
2011 / 06 / 01 ( Wed )
先日兄の結婚式がありました。

披露宴出席の方々への引出物として、私のうつわを選んでくれました。

二人が選んだうつわ。
0900.jpg
貫入平鉢(かんにゅうひらばち)



0901.jpg
見込み部分が平らで料理が盛りやすいよう作りました。



この鉢は二人の結婚が決まって、新居で使ってもらおうと以前渡したものでした。

その後実際に家庭で使ってみると大変気に入ったからと、引出物で使おうと決めてくれたそうです。
作りてとしては大変うれしい理由です。







0893.jpg
結婚式の引き出物という事で寿シール。





0897.jpg
貫入平鉢の説明のしおりと新婦さんのメッセージカードが同梱されています。



コツコツと毎日勉強し、弟がいうのもなんですが本当に努力家で親孝行。
私がいままで焼き物を続けてこられたのも兄の存在なしには考えられないほどです。

しかし、私以上にガンコでいいだしたら聞かない面もあり
先の東日本大震災が起こって間もなく、東北へ支援物資を持って行くと言い出した時は
私は猛烈に反対をしました。

まだ余震も激しく道路も寸断されガソリンもなく、
なんと言っても原発がいったいどういう状態なのかも発表されておらず
爆発するかもしれないというなかで、結婚を控えているのにやめてくれといかに説得しても聞かず
ついに行ってしまいました。




そんなことがあった当時に私はこのうつわ作りの真っ最中でした。
自分の結婚式に出られなくなろうと関係ない。そんな当時の兄でした。





兄を心配しながら作った、一生忘れる事のない引出物つくりとなりました。






披露宴では兄がお世話になってきた恩師、友人、そして職場の皆様の言葉を聞きながら、
兄の良いところも欠点も理解し、包みこむ様に育ててきてくださったのを感じました。


弟としても本当に感謝の想いが込み上げてくるとても良い時間でした。


お忙しい中、みなさま本当にありがとうございました。






拙作で恐縮ではございますが兄夫妻が選んでくれた鉢が、ご家庭で気に入っていただけますよう願っております。
img_1565.jpg
貫入平鉢にきんぴらごぼう




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