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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

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・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

窯にアングル取り付け はじめて(?)の溶接
2012 / 04 / 08 ( Sun )
去年末に作った小さな薪窯。

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ちいさな薪窯


年末に初窯を焚きましたが、レンガの目地土も乾かないまま
ぶっつけ本番の一発勝負でした。

窯焚きを始めると一気に窯中から湿気が抜け始め
窯場はお風呂場の様になりました。


BLOG0164.jpg
ものすごい湯気のあがる初窯

予定時間を大幅にオーバーしつつも、なんとか希望通りの温度まではあげる事が出来ましたが
窯にかなりの負担をかけた事はまちがいありません。



窯焚き中にアーチ部分からレンガの目地の縁切れをおこす

「ごんっ」
という音を聞きました。


窯は熱がかかって温度が上がるときには膨張し、逆に冷めたりする時には収縮します。

温度が上がり窯が膨らんだため、アーチに亀裂が入った物と思われます。
幸い、窯焚きが終わった後点検してみると、たいした事はなかったのでよかったですが
このまま焚き続けると窯の寿命は早くなってしまいます。


地面からすぐにアーチでできている、穴窯(あながま)とは違い
直立、箱形のこの小さな窯は外に鉄材でアングルを組んで支えをしなくては行けません。



というわけで、次回の窯焚きに備えてアングルを組みます。




アングル購入…

BLOG0081.jpg
アングル


鉄棒を通す為の金具を溶接します。


溶接すると言っても

穴窯などの窯焚き中に、熾きを操作する鉄棒が壊れて
何度か溶接して直すことがある、その程度です。
ですので溶接に関しては私はまったくの我流、ど素人です。



いったい溶接棒はどんな太さがいいのか、どういう風に動かせば良いかなんてやりながら考えてる感じです。
(説明書を熟読して)

まず鉄棒を通す金具を溶接で取り付けます。

BLOG0077.jpg
このあとババッと光ります。


なんとか取り付けて
溶接成功したように見えても、金槌でたたくとすぐ分かります

「ガン」

と叩くとぽろっととれます。溶接失敗です。

こんな感じで最初の1個目を取り付けるのになんと30分以上かかりました…

BLOG0075.jpg
ぼろぼろの溶接痕…


溶接箇所はまだ20カ所以上あります。
これじゃあいつまでかかるか分からないなあなんて絶望感に苛まれながら作業を続けていましたが
いくつかやっていくうちにコツが分かってきたようで
うまく付けられるようになってきました。


はじめはスパークの光がこわくて見ているようで見ていなかったのですが
慣れてくるとスパークの中の溶接棒の動きが見えるような気がしてきました。

「これは穴窯の炎を見通すのと良く似てるなあ。最初はこわくて見てなかった」

なんて思いながら最後は楽しくなってきていました。




溶接がなんとか終わり、鉄棒を通します。


BLOG0080.jpg
鉄棒を通し接続




アングルと鉄棒を接続してナットで固定。

全体的に少しずつ締め上げていき、ガッチリ固定しました。




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アングルと鉄棒で固定




これで次回はすこし安心して窯焚きが出来そうです。

しかし溶接もいっぺんちゃんと習ってみたいです…





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09:13:24 | 窯焚きの事 | コメント(0) | page top↑
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