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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------

-------終了した展示-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

はじめての立木伐採
2014 / 01 / 10 ( Fri )
穴窯にはたくさんの松の薪が必要です。
釉薬を掛けずに薪の燃料の灰が溶けて釉状のものとなり
それが景色をつくるため、大量に燃やす事になるからです。


私の場合、基本は松の原木を買って割って作っていますが、
たまに切り倒した松が出たと声をかけていただける時があり、本当にありがたいです。


今日も友人から電話をもらいました。
しかし、今日電話をいただいた松は切り倒していない、立木でした。


いままでは倒れた松をいただくのみで立木を切るのは、断ってきました。
理由は切り倒す行為があまりに危険で、恐ろしいからです。


現場を見に行くと、松の生えている場所は昔の登り窯がある、小高い土手の上。

そこから松の高さが15mほどあり、倒れたときを考えるとなにかを壊さないか、
跳ね上がって怪我をしないか不安でいっぱいです。


実はこの松。

去年も切ってくれと言われたものでした。

その時も、危険すぎると断っていたのです。




しかし今回、どうしても切らなくてはいけない雰囲気…。

事情を聞くと、昨年の台風18号で土手がかなり削れて危なくなっているとのこと。

その台風では我が家も床下浸水となり、恐ろしいおもいをしたので、気持ちはわかります…。



よし!

と腹を決めて伐採開始。






チェンソーで根元に切り込みを入れ、倒れはじめると猛ダッシュで逃げました。



バサバサバサーッ!!



なんとか横にある登り窯にぶつけずに済みましたが、倒れた松は竹やぶにツッコミ途中で引っかかり、大変なことに。


しかたがないので今度は竹を少しづつ切り進んで、やっと下ろすことができました。
しなる竹が切れたときビシュンと跳ね上がって、その度に恐ろしい思いをしました。


それからも斜面にある丸太をきった瞬間飛びよけたり、
まるで子供のころやったテレビゲームのような
危険な思いをしながらなんとかトラックに積み込みました。


いろいろコワい思いをしながらも
無事に作業を終える事ができました。
こんな事ができたのも、地主さんと友人が手伝ってくれたからです。

絶対ひとりでは出来ない作業も、人がいてくれると本当にありがたいと感じました。
おかげで立木を切り倒す貴重な体験が出来ました。


せっかく苦労していただいた信楽松の原木。
大事に薪にして使わせていただきます!





切り倒して窯場に運んだ松の原木。






↓参加しています。 今回せっかくいい体験をしたのに、切り倒す前の写真を撮るのをすっかり忘れてました!やっぱりかなりコワかったんですね〜  クリックおねがいします↓
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テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

18:38:43 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
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