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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展予定  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展予定  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展予定  

-------終了した展示-------
・2019.11.16(sat)-11.24(sun) Gallery 隣花庵 (愛媛) 
・2019年9月4日(水)~9月10日(火)大丸心斎橋店現代工芸サロン桃青(大阪)篠原希陶展  
・2019年7月18日(木)~7月24日(水)東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2019年 4月13日~5月6日ギャラリー阿吽(静岡)篠原希陶展予定  
・2019年4月6日(土)~ 4月14日(日)倉敷工房IKUKO(岡山) 篠原希陶展 
・2019年3月15日(金)~ 3月21日(木)新宿ギャラリー柿傳 「信 樂 - 土の賦 十二人展」

茨城の旅。この三年間その2  穂高隆児さんの初個展
2014 / 10 / 13 ( Mon )
前回の茨城の旅のつづきです。

今回の旅の目的は、笠間工芸の丘でのノ貫プロジェクトのこの三年間の節目の展示があり
その在廊をしたいと言う事もあったのですが、もうひとつ。


それは笠間の陶芸家、穂高龍児(ほだかりゅうじ)さんの初の個展を見に行く事。

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穂高さんと私が知り合ったのは、やはりノ貫プロジェクトと同じく、この三年間の出来事でした。
東日本大震災のできごとに前後し、笠間の陶芸家酒井敦志之さんとの交流をするなか、
いつも傍らで彼の窯の再建を手伝い、彼の仕事を手伝っている人。
それが穂高さんでした。

酒井さんに話を聞くと彼は東京で18年も和食料理のプロとして働いており
その間も数年スペインの大使館で料理人としての経験もある、本格派。

その彼がどうしても自分で器を作りたいと、料理の世界を離れ陶芸の世界に飛び込んで来たとのこと。

「いま笠間の研修場で学びながら、うちやいろんな陶芸家の仕事を手伝っているんですよ」
と酒井さん達に紹介してもらいました。



本人に初めて会った時の印象は、落ち着いていて穏やかに話す人。そして謙虚な人でした。
しかし料理人の長い経験からか観察眼のするどい印象でした。


笠間に行くたびに、そしてネットでのやり取りを見ていても、
昼も夜もなく真剣に陶芸に取り組んでいるのが伝わってきました。



ずっと焼き物しかしらないまま来た自分にとっては、彼の様に一つの仕事をずっとやって来た人が
それを離れてでも陶芸に打ち込みたい事がある
と頑張っている姿は、とてもありがたく感じ
そしてこちらも、もっと真剣に取り組まなければと
思わずにはいられない思いがしました。



穂高さんの二年の研修期間が終わるとき。
卒展をします。と伝えるハガキが私に届きました。

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穂高君卒展案内DM

そこには
「初個展の時はよろしくお願いします(笑)」
との一筆。

「わざわざ来なくていいよ」
との事なのでしょうが、私はその一文を見て、
もし穂高さんの初個展をやる時には
「必ず行く」
と決めました。



そして時は経ち
先日の3年の節目となる「ノ貫プロジェクト」in笠間工芸の丘展の在廊を終えて
水戸へ

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水戸市にある うつわや季器楽座(ききらくざ)


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穂高龍児作陶展入り口



会場一杯にならんだ彼の初個展の作品は、いままでの想いが遺憾なく発揮されていて
様々な形や技法の器が多種多様に展示されていました。


じっくりと一点一点、どんなお料理を盛るのかと考えながら拝見しました。



そして、今回の個展はなんと
「夜の部」が!

陶芸家穂高さん自作の器に料理人穂高さんが料理を盛ってコースを供する
その名も

「料亭穂高」!

という驚きの企画がありました。

普段、うつわや季器楽座でコーヒーを出されるカウンターが
この日は和食厨房に変身。



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厨房に立つ穂高さん




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メニュー


メニューにはお料理の内容とともに、器の名前も。




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前菜
磯つぶ貝の潮煮 畳鰯の炙り
木の葉南京 紅白蕪巻
栗渋皮煮

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酒器も自作。お酒は茨城県の地酒


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造り
本鮪脳天 頬肉 蝦夷法螺貝 勘八







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割山椒に柿と湿地の白和へ

コースの最初に出て来たこの割山椒。
卒展のときにも作っていたアイテムです。

そのときから私は、穂高さんがこの器になにを盛るんだろう?と思っていました。

今回ついに、その答えを見せてもらいました。



コースの提供が終わった穂高さんは白衣の姿で
個展会場で陶芸家として作品の説明をしていました。

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穂高君会場



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包丁



そして、料亭穂高を終えてお客さまを送り出した後
彼は、包丁をみせてくれました。

まるで日本刀の様に波紋の美しい包丁。
柄の木質にまで拘って一本一本集めた包丁は20本を超えるそうです。

穂高さんのこれまでの歴史を見せてもらった気がしました。


そして今回のこの初個展は
料理人としての18年と言う歳月と、笠間に入って陶芸に打ち込んだ3年の技術と想いが
発揮された場である事がしっかりと伝わってきました。



真剣に人生に取り組んで来たひとの長い歳月を見る事が出来る

「初個展」

素晴らしい体験をさせていただきました。



ありがとうございました。











↓余談になりますが…  その日から翌日まで関東は10年に一度と言う台風の直撃を受けて電車がとまってどうなるかと思いましたが、無事に帰れてほっとしました…にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ


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