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陶工房 篠原 >焼いて暮らす日々

お知らせ
-------2020年 今後の展示予定-------

-------終了した展示-------
・2020 2/1(土)〜2/16(日) ならまち ギャラリーたちばな(奈良)篠原希陶展  
・2020 4/29(水・祝)〜5/17(日) うつわや季器楽座(茨城)篠原希陶展  
・2020年7月 東武池袋店(東京)篠原希陶展  
・2020年8月15日(土)〜23日(日) 四季彩堂(静岡)篠原希陶展  
・2020年10月14(水)〜20日(火)大丸心斎橋店(大阪)篠原希陶展  

立木を切る/薪作り
2015 / 04 / 03 ( Fri )
倉敷 工房IKUKOでの個展も終わり
薪割りを開始しました。

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チェンソーで一定の長さに切りそろえて行く「玉割り(たまわり)」

前回の穴窯の窯焚きで薪棚はすっかり空っぽになってしまいました。


そんなとき
「切ってほしい松の木があるねんけど、切ってくれへん?」
との連絡が。


私はこれまで同じ様な連絡が入って来ても
「立木は切りませんので」
とずっと断って来ました。

相手の方は立ち枯れなど、切ってほしい理由があって、こちらには松薪の燃料になるという事なのですが
立木伐採は素人の私には危なすぎます。

話に聞くだけでも大けがをしたかたをたくさん知っているので、自分でやるには恐ろしすぎますし、
一人で仕事をしている自分が、怪我をしたときにはなんの保証もありません。

じつはこれまで、何度か断りきれずに立木を切り倒した事があったのですが、
その度に危険な目に会っても来ました。その時の記事

そんな理由があって、あくまでも切り倒した原木をいただける場合のみ。
との誓いに近いものをもっていました。



しかし、今シーズンも「立木きってくれへん?」との連絡が。

いつもの様に「立木は素人には危険すぎるので、申し訳ありません…」
と一度はことわったのですが、大変お困りの様子。


私もなんどもこんな経験をしてきたので、頭ごなしに断れなくなり
まずは現場次第で考えようと思い直す事に。

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立ち枯れを起こしている松の木

現場に行ってみると
1.松の木の足場はしっかり確保できそう。→倒れかけたとき逃げられる(崖の立木のときは逃げる事ができない)
2.切り倒した先が広場になっていて、なにも破壊する心配がない。
3.切り倒した先の広場まで軽トラが行けて回収しやすい。

上記の理由が揃っていたので、やってみる事にしました。



最初は木が倒れた瞬間の跳ね上がりや倒れた時に転がる危険性も考えて、一番大きい立ち枯れを起こした松を切る事に。

「大事に使わせていただきます」と手を合わせてから
倒す方向を考えて倒す方向の幹にチェンソーで口を斜めに切りとります。
十分周りの安全を確認した上で、口と反対方向から切って行くと


「パキッ!」


と大きな音がします。
これが倒れる瞬間の合図となって、私は一目散に逃げます。

「バサバサーッ」「どおん!」

と大きな音がしてなんとか倒すことができました。



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倒れた松の木


素人の私はいつ倒れるのか分かりませんし
チェンソーを見ながら、松の木が倒れて行く瞬間を見極めないといけないので
心臓がバクバク言っております。
やはり恐ろしいです。

その後も何本か切り倒し、なんとか怪我なく切り倒す事ができました。




次は倒れた松の木を枝を払って、幹を軽トラに載せられる程度に切って行きます。

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実はこの枝を切って行く作業の中で、しなった枝が切れた瞬間に顔面に跳ね上がって

「バチコーンッ!!」

…とぶん殴られました。
松の木の怒りをいただいたと思っております。
大切に使います。もう一度手を合わせ…



軽トラいっぱいの原木をいただきました。

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原木



これを大切に次の窯の薪にして使います!


やはり大変恐ろしいですし、素人一人でやるもんではないなと改めて思いましたが
良い経験になりました!
(でも希望は切り倒した松の原木でおねがいします(笑))







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テーマ:陶芸 - ジャンル:学問・文化・芸術

13:42:19 | 制作についてのおはなし | コメント(0) | page top↑
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